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植物の生長は、大きく分けると2つの段階がある。1つは細胞数の増加であり、もう1つは細胞の大きさの増加である。 |
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植物において、細胞分裂が行われる部分は、その体の上の限られた部分であり、これを[[分裂組織]]と呼んでいる。分裂組織には大きく分けると2つがある。1つは先端部での伸長方向の成長を行う[[成長点]]、あるいは[[頂端分裂組織]]と、茎の周囲にあって肥大成長を行う[[形成層]]である。 |
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2005年9月14日 (水) 08:27時点における版
1、動物や人が育って大きくなること。【<例>飼っている小鳥が成長した。私が成長して大人になった。】
ただし、植物の場合は生長と書く。【<例>庭に植わっているタンポポが生長した。】
2、物事が大きくなること。【<例>経済成長。父さんの勤めている会社が成長して大企業となった。】
生物における成長
成長とは、ある生物が、生活史において、個体がその発生から死に至る過程で、もっともよく発達した生物の形へとその姿を変える間の変化をさす。典型的なものは、多細胞生物に見られるものである。
成長は、内容的には大きくは以下の2つの面がある。
- 構造の発達
- 大きさの増大
多くの場合、この両者が同時に行なわれる。
かつて、動物には成長の文字を、植物には生長の文字を使った。これは、動物の場合、構造の発達的な面が、特に成体の形への体の完成というように見える点が大きいのに対して、植物の場合には、大きさの増加の面が強く感じられるからである。しかし、現在では両者に対して成長を使う場合が多い。
動物の場合
動物の場合の成長は、成体に向かっての体の構造や機能の変化が大きい。
消化器官、循環系、神経系などの基本構造は、発生が一定段階に進んだ段階で形成され、成体になるまでそれがさらに発達変化をしてゆく。生殖系の発達はさらに遅れ、成体になる前である。成体になれば、老化による以外に、その体型は変化しなくなる。
動物群によっては、この間の変化が大きく、時には体制の変化を伴うほどである。そのような場合、この変化の過程を変態と呼んでいる。
なお、造礁サンゴなど、群体を形成する動物では、群体の大きさの増加が成長であると見ることもできる。この場合、成長は個虫の分裂や出芽によって実現され、その様子は植物の生長に似たものとなる。
植物の場合
植物の場合、成長はすでにある栄養器官(根・茎・葉)を新たにつくっては積み上げてゆく過程である。生殖器官は成長が一定段階に達したときに、新たに作り出される。
このようになるのは、植物細胞は細胞壁に囲まれ、互いに密着しているので、新たな構造は既成の構造の上に積み上げる形でしか作り得ないからである。したがって、細胞分裂の部位も成長の最前線に限定される。このことを前川文夫は積み重ね体制と表現した。
植物の生長は、大きく分けると2つの段階がある。1つは細胞数の増加であり、もう1つは細胞の大きさの増加である。
細胞数の増加
植物において、細胞分裂が行われる部分は、その体の上の限られた部分であり、これを分裂組織と呼んでいる。分裂組織には大きく分けると2つがある。1つは先端部での伸長方向の成長を行う成長点、あるいは頂端分裂組織と、茎の周囲にあって肥大成長を行う形成層である。
大きさの増加
分裂組織で作られた組織は、その後は分裂することなく、発達し、大きくなる。
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