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2009年12月14日 (月) 17:47時点における版
黒川 道祐(くろかわ どうゆう、生年不詳 - 1691年(元禄4年))は、江戸時代初期の医者であり、歴史家である。主著として医学史書の『本朝医考』と、山城国の地誌である『雍州府志』(岩波文庫で上のみ)がある。
道祐は字であり、名は玄逸、号に静庵、遠碧軒などがある。林羅山より儒学を学んだ。安芸国の浅野家に儒医として仕えた。職を辞した後、洛中に住して、本草家の貝原益軒と交友した。
河窪武田家(清和源氏を祖とする)の武田信成(江戸期の医師)の娘を嫁として迎え入れ、その長男信郷(叔安)が河窪武田家を継ぐ。黒川家13代目現当主黒川裕介は、タナシン電機株式会社副社長、株式会社タカキタ役員を歴任。
著書
- 『日次紀事』
- 『芸備国郡志』
- 『遠碧軒随筆』(一名『遠碧軒記』。『日本随筆大成』第1期第10巻所収、吉川弘文館)
参考文献
- 大塚恭男による解説『黒川道祐』名著出版