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2009年5月16日 (土) 00:35時点における版

大回転(だいかいてん)は、スキー競技またはスノーボード競技のアルペン種目の1つ。ジャイアント・スラローム(giant slalom)、GSリーゼンスラローム(riesenslalom)とも称する。アルペンスキー大回転においては、スキーの長さは男子185cm以上、女子180cm以上、回転半径(スキーのサイドカーブのきつさ)はR≧21mとなっている(FIS競技規則が変更され、08シーズンでは一部、09シーズンからはすべてのFIS公認大会で、男子R≧27m、女子R≧23mが適用される)。

平均斜度15度~20度の中斜面・急斜面を、約5m間隔で設置された旗門を交互に通過しながら滑り、2本の合計タイムを争う。

アルペンスキーでは、回転に近い小刻みのターン技術と、スーパー大回転の持つスピード感を併せ持ったダイナミックな種目で、人気が高い。アルペンスキーの基本の種目とされることがある。他の種目同様に、カービングスキーの登場によって競技技術に革新的変化が起こった。スーパー大回転・滑降が高速系種目と呼ばれるのに対して、回転・大回転は技術系種目と呼ばれる。

アルペンスノーボードでは1998年よりパラレル大回転が冬季オリンピック公式競技となっている(スノーボードは左足が前になるレギュラースタンスと、右足が前になるグーフィースタンスとがあるため、アルペンスキーとは違いパラレル大回転では左右対称の旗門設定になっている)。この種目は大回転競技が一つのコースを全選手が1人ずつ滑るのに対し、並行して設定されたコースを2人が並んで同時に滑走する。まずは1人で1本滑ったタイムで予選を行い、上位16位までが決勝トーナメントへ進出。決勝トーナメントでは2名が同時に滑走し、早い者が勝ち抜けていく。タイムが重要であることは変わらないが、勝者と敗者、速いか遅いかが一目瞭然で、観戦の娯楽性がより強い競技になっている。