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「トビト」の版間の差分

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'''トビト'''は、[[旧約聖書]]([[カトリック教会]]では[[正典]]だがプロテスタントなどでは[[外典]]として扱うなど差がある)の『[[トビト記]]』の主人公であり、『トビト記』によればそのほとんどの部分の筆者でもある。
'''トビト'''は、[[旧約聖書]]([[カトリック教会]]では[[正典]]だがプロテスタントなどでは[[外典]]として扱うなど差がある)の『[[トビト記]]』の主人公であり、『トビト記』によればそのほとんどの部分の筆者でもある。


トビトは[[ナフタリ]]族アシエルの家系に属し、[[シャルマナサル]]が[[アッシリア]]王のとき捕囚となり[[ニネヴェ (メソポタミア)|ニネヴェ]]に連行された。王の役人となり厚遇されたが、次の王[[センナケリブ]]のとき[[冤罪]]を帰せられて逃亡した。のち[[エサルハドン]]が即位するとニネヴェに帰った。そこですずめの糞が目に落ちたことが原因で失明をするが、[[天使]][[ラファエル]]に助言された息子[[トビア]]によって視力を回復した。
トビトは[[ナフタリ]]族アシエルの家系に属し、[[シャルマナサル]]が[[アッシリア]]王のとき捕囚となり[[ニネヴェ]]に連行された。王の役人となり厚遇されたが、次の王[[センナケリブ]]のとき[[冤罪]]を帰せられて逃亡した。のち[[エサルハドン]]が即位するとニネヴェに帰った。そこですずめの糞が目に落ちたことが原因で失明をするが、[[天使]][[ラファエル]]に助言された息子[[トビア]]によって視力を回復した。


その後、120歳でニネヴェにおいて死に、同地に葬られる。なお『トビト記』によればアッシリアが滅びたのはトビトの息子トビアの晩年であるという。
その後、120歳でニネヴェにおいて死に、同地に葬られる。なお『トビト記』によればアッシリアが滅びたのはトビトの息子トビアの晩年であるという。

2023年12月4日 (月) 21:50時点における最新版

トビトは、旧約聖書カトリック教会では正典だがプロテスタントなどでは外典として扱うなど差がある)の『トビト記』の主人公であり、『トビト記』によればそのほとんどの部分の筆者でもある。

トビトはナフタリ族アシエルの家系に属し、シャルマナサルアッシリア王のとき捕囚となりニネヴェに連行された。王の役人となり厚遇されたが、次の王センナケリブのとき冤罪を帰せられて逃亡した。のちエサルハドンが即位するとニネヴェに帰った。そこですずめの糞が目に落ちたことが原因で失明をするが、天使ラファエルに助言された息子トビアによって視力を回復した。

その後、120歳でニネヴェにおいて死に、同地に葬られる。なお『トビト記』によればアッシリアが滅びたのはトビトの息子トビアの晩年であるという。

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