八八水害
八八水害は、2009年8月台湾南部で起こった大規模水害である。当地では「八八水災」と呼ばれるが、日本語文献ではしばしば「八八水害」と表記される[1]。
概要
平成21年台風第8号がもたらした豪雨により、死者681人、行方不明18人[2]などの被害が出た。台湾では1959年8月の「zh:八七水災」以来の大規模な水害であった。
台風は8月7日深夜花蓮市付近に上陸。嘉義県阿里山では8月10日に積算で3000mmを超えるなど、各地で記録的な雨量に達した。16カ所以上の天然ダムが形成され、一部で決壊が懸念された[3]。
高雄県小林村(現小林里)では、8月9日早朝、付近の山の深層崩壊による土石流で川沿いの集落の大部分が流され、さらに天然ダムが発生、決壊して、結局集落全体が壊滅。死者398人にのぼり、逃げ延びた住民は数十人にとどまった[4]。
台湾政府の対応、各国の救援活動
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脚注
- ^ CiNii検索
- ^ “行政院莫拉克颱風災後重建推動委員會” (中国語). 2010年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月19日閲覧。
- ^ “高東屏5堰塞湖 嚴密監測” (中国語). 自由電子報 (2009年8月15日). 2009年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月19日閲覧。
- ^ のちに日本から複数の専門家による調査団が派遣されて、深層崩壊の発生機構を研究、対策を強化するきっかけとなった--日本放送協会「NHKスペシャル 深層崩壊が日本を襲う」2010年6月27日放映