熊野牛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

熊野牛(くまのうし)は、和歌山県産の銘柄牛肉である。

概要[編集]

平安時代中期頃からの中世熊野詣の盛期に、京都から連れてこられた荷牛が熊野牛のルーツとされる。その後は農耕用の耕牛として利用されたきた。これを肉用牛とするため、但馬牛の血統を取り入れて品種改良がなされ、「熊野牛」として地域ブランド化が行われた。

2004年12月1日より、熊野牛認定要領に基いて熊野牛認定委員会が認定する制度が開始され、牛のブランドから牛肉のブランドに変更された。

定義における枝肉格付け以外の基準を満たす牛の飼育数は約200頭で、月平均8頭程度の出荷に留まっている。現在は、紀宝町、新宮市、那智勝浦町などで熊野牛を育てている。

定義[編集]

  • (品種)黒毛和種
  • 地理的表示)和歌山県内在住の生産者により14ヶ月以上飼育
  • (出荷月齢)26ヶ月以上
  • (その他)雌については未経産に限る

以上の4つの定義を満たす肉用牛から取れた枝肉について、更に以下の格付けを満たした場合に熊野牛認定委員会から熊野牛と認定される[1]

  • 格付け
    • 日本食肉格付協会による枝肉格付がある場合
      • A-3またはB-3以上のもので、委員会において適当と認められたもの。

歩留等級
A B C



5 熊野牛
4
3
2
1
    • 日本格付協会による枝肉格付がない場合
      • 委員会が委嘱する調査員2名により、肉質等が確認され、かつ委員会において適当と認められたもの。ただし、申請者が調査員である場合には申請者を除く。


脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 熊野牛認定要領(社団法人 畜産協会わかやま 熊野牛認定委員会)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]