波多伸彦

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波多 伸彦(はた のぶひこ、Nobuhiko Hata)は、工学者博士工学)。専門は医用画像工学、画像誘導手術、医用ロボット。ハーバード大学医学部教授[1]ブリガム・アンド・ウィメンズ病院放射線科画像誘導手術プログラム技術部長。ハーバード大学が1636年に設立されて以来、381年目にして始めて誕生した日本出生の工学系教授である。

経歴[編集]

1989年兵庫県神戸市私立灘高校卒、1993年東京大学工学部精密機械工学科卒、1998年東京大学大学院精密機械工学専攻修了及び博士(工学)を取得。

人物[編集]

大学院在学中よりハーバード大学医学部に在籍し、同大学でInstructorAssistant ProfessorAssociate Professorと昇進を重ね、2017年に教授に就任した。米国内ではブラウン大学ウースター工科大学の客員教授を務め、日本国内の研究教育機関では、神戸大学九州大学滋賀医科大学産業技術総合研究所の客員研究員を務めている。

業績[編集]

主として、医療ロボット、画像誘導手術、医用画像処理の研究を行っている。また、産学連携を介した医療機器の実用化においても業績がある。Google Scholarにリストされたこれまでの著作、特許は合計361件である。Google Scholarを元に研究者の評価を行うサイトによると論文インパクトD値で49を取得しており、工学分野の研究者としてはハーバード大学内ではトップ20位、出身大学の東京大学ではトップ5位相当の影響力で工学分野の発展に寄与している。

脚注[編集]

  1. ^ Nobuhiko Hata | Harvard Catalyst Profiles | Harvard Catalyst”. connects.catalyst.harvard.edu. 2024年1月25日閲覧。

外部リンク[編集]