水圧
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水圧(すいあつ)は、水により生じる水自体または物体に及ぼす圧力のこと。水を伝達媒体とした圧力のことも水圧と呼ぶことが多い。
静水圧
[編集]→「流体静力学 § 静水圧」も参照
水が単純に単位面積あたりに作用する力の大きさ[1]。これを静水圧(hydraulic pressure)と呼び、単に水圧と呼ぶこともある[1]。
水が静止状態にあるときに水圧、すなわち水が物体に与える圧力p は、物体と水面の間にある水の重量によるもので、測定点と水面の距離(深さ)に比例し、次のようにあらわされる:
上記の式を変形すると[2]:
この式はは圧力を発生させるのに必要な水深を示す[2]。このような圧力を水の単位重量で割ったものを水頭(head)と呼ぶ[2]。
ここまでの式は大気圧を基準としたゲージ圧であり、真空を基準とした圧力は別に絶対圧として考える[3]。絶対圧から大気圧を差し引いた値がゲージ圧である[3]。
なお、水圧がある面全体に作用している力を考える場合があり、この力を全水圧と呼ぶ[1]。静水圧が面積の平面に一様に作用する場合は次のようにあらわされる[1]:
静水圧は内部に相対速度(速度のずれ)がないためせん断応力は発生しない[2]。そのため、水圧は固体の面に対して直角に作用する[3]。ある平面に作用する全水圧は平面の図心に作用する[4]。
運動している水における水圧
[編集]運動している水における水圧とは、水の運動エネルギーにより物体に対して与える動圧のことである。このとき水は主に力の伝達媒体として働いており、圧力を生じさせた元の力の大きさや放水量を示す単位として、『水圧』が使われることがある(例:高い水圧で水を放出する消防車)。
運動する水の水圧pdyna の大きさは速度v の2乗に比例し、次のようにあらわされる:
脚注
[編集]- ^ a b c d 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝 2002, p. 12.
- ^ a b c d 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝 2002, p. 14.
- ^ a b c 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝 2002, p. 13.
- ^ 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝 2002, p. 18.
参考文献
[編集]- 日下部重幸・檀和秀・湯城豊勝『水理学』コロナ社〈環境・都市システム系教科書シリーズ〉、2002年4月17日。ISBN 978-4-339-05507-8。