水口氏
水口氏 | |
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(家紋) | |
本姓 | 身人部氏 |
家祖 | 身人部重清 |
種別 | 武家 |
出身地 | 山城国 |
主な根拠地 | 山城国 |
著名な人物 |
身人部重清 水口清郁 |
凡例 / Category:日本の氏族 |
水口氏(みなくちし)は、平安時代から江戸時代にかけての武家。
概要[編集]
『地下家伝』によると、水口氏の祖は身人部重清である。重清は貞観年間(859年〜877年)に従五位下・備前守に叙任されている。重清の子は備前守清重、清重の子は備前守則重、則重の子は但馬守宗清とされる。宗清から永正14年(1517年)2月17日に左近将監に任じられた清行までは記録が存在しない。その理由は「(宗清)従是清行迄口宣案記録等消失」とされる。また、清行から寛永3年(1626年)5月12日に従五位下に叙された清長までは数世代分の欠落が存在する。清長の子・正六位上・清定からは正確な記録が存在したと考えられ、清定-清昌-保清-清旨-元清・・・清直(清旨の子)・・・清弼(別家の清高の子)-清泰・・・成清(清弼の子)-清重-清遠・・・清好(清重の子)-清胤・・・清儀(清好の子)・・・清政(清好の子)-清輝と幕末まで続いた[1]。
別系統の一族には以下が存在する[2]。
- 清信[注釈 1]-重長-友英・・・清友(重長の弟)-清澄-清流-盈清・・・清美(川辺弾正の子)-清真・・・清晃(清美の子)・・・清永(新庄上総介の子)-忠清・・・清隆(清永の子)・・・清和(清隆の姪)・・・清季(清隆の甥)-清章・・・清緝(清季の子)
- 清定[注釈 2]-清之-清光-富清-尹清・・・清堅(入谷武善の子)-長清-清矩-宣清-清貫-義清
- 清之[注釈 3]-範清-慶清・・・茂清(範清の子)-清一-武清-清起・・・清郁(茂清の孫・大石信敬の子)-清生-清久
- 清定-清高-清弼[注釈 4]-清泰・・・清音(清弼の子)-清房-清揚-清之-清孝-清賛-清俊-清保
- 富清・・・快清(入谷武善の三男)-清貞-清枝-清華・・・清秋(清枝の子)-清秀
他にも、番長を務めた水口家も2家存在する。
- 武清-清曄-清體・・・清広(藤堂飛騨守子)-清誉
- 義重(備中守)-(8世不明)-義秀[注釈 5]-義和-義寧
- 清孝-賢孝-清賢
左近将監・水口清郁の次男である盛纓は田中氏を継ぎ、盛秀-盛忠と続いた。