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桑田ミサオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

桑田 ミサオ(くわた ミサオ、1927年2月14日 - )は、日本笹餅屋経営者起業家菓子職人青森県出身。

農林水産大臣賞受賞(2011年)、ふるさとづくり大賞総務大臣賞受賞(2014年)、旭日単光章叙勲(2021年春)。

来歴

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19歳で結婚。20代は弘前大学の付属農場で季節労働者として勤務。 保育所用務員[1]を定年退職後、60歳から餅作りを始め、75歳で起業[2]津軽鉄道の車内で民謡を歌いながら、添加物なし・手作りの笹餅などを販売した[3]。 2022年3月に体力の衰えから製造を一時休止、6月に再開したが立ち仕事が難しくなり、惜しまれつつも2023年2月に販売を終了した[4]。 11月に姪の小嶋美子(旧姓桑田)が後を継ぎ、現在も毎週火曜と土曜の週2回、地元のスーパー「スーパーストア」内で販売している[5]。 2024年3月現在、笹餅文化継承のために市民団体「公開講座奥津軽」が定期的に笹餅作りの体験教室を開いている[6]

書籍

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  • おかげさまで、注文の多い笹餅屋です: 笹採りも製粉もこしあんも。年5万個をひとりで作る90歳の人生 小学館 (2018/1/17) 978-4093885980

TV

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脚注

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  1. ^ 給食の用務員時に調理師の資格を取得
  2. ^ 2002年、75歳のときに「笹餅屋」の屋号で起業
  3. ^ 1袋2つ入り、1日150袋、一人5袋までの限定で販売
  4. ^ 桑田ミサオさんの笹餅販売終了についてのお知らせ”. 株式会社スーパーストア (2023年). 2024年8月16日閲覧。
  5. ^ 桑田ミサオさんの笹餅屋後継者 小嶋美子さんの笹餅 販売中”. 株式会社スーパーストア (2023年11月18日). 2024年8月16日閲覧。
  6. ^ 笹餅文化を後世に 4月伝承教室 五所川原”. 北海道新聞 (2024年3月13日). 2024年8月16日閲覧。

外部リンク

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