ニューデパートダイカイ
ニューデパートダイカイ | |
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店舗概要 | |
所在地 |
〒515 三重県松阪市京町217-4 |
座標 | 北緯34度34分30.4秒 東経136度32分7.4秒 / 北緯34.575111度 東経136.535389度座標: 北緯34度34分30.4秒 東経136度32分7.4秒 / 北緯34.575111度 東経136.535389度 |
開業日 | 1967年9月21日 |
閉業日 | 1989年8月31日(松阪ニューデパート駅前店として) |
正式名称 | 松阪タワー・西村合同ビル |
施設所有者 | 西村産業、松阪タワービル |
敷地面積 | 2,244 m²[1] |
延床面積 | 11,055 m²[1] |
最寄駅 | 松阪駅 |
ニューデパートダイカイは三重県松阪市京町にあった百貨店。1967年に開店、1982年に松阪ニューデパート駅前店(まつさかニューデパートえきまえてん)に転換したのち、1989年に閉店した。
概要
[編集]三交百貨店松阪店(1965年開店→2006年閉店)、近鉄東海松阪店(1973年開店→1977年閉店、1978年から1982年まではジャスコ松阪店、1982年から1984年までは松阪ニューデパートみなとまち店、1988年にBaX松阪店となり、のちに閉店)と並んで、1975年(昭和50年)頃の松阪駅前における三大百貨店の一つであった。
5階(一部10階)建てのビルで、10階が回転展望台(レストラン)となっていたのが、大きな特徴であった。
沿革
[編集]1966年(昭和41年)、元国鉄診療所跡地であった松阪市の市有地を民間企業が買収[2]、4階(一部10階)建ての貸店舗ビル「松阪タワー・西村合同ビル」を建設した[3]。
当時、松阪市新町に本店を置いていた小売業者株式会社ダイカイが同ビルの1階から4階までに本店を移転[4]、1967年(昭和42年)にニューデパートダイカイとして開店する。
1970年(昭和45年)には従来店舗の西側に新館を新築するなど、5階(一部10階)建て、売り場面積を約2倍に増床し、当時三重県下において、ジャスコオカダヤ四日市店に次ぐ2番目の規模の百貨店となった[1]。
その後、株式会社ダイカイの経営状況が悪化し、1982年(昭和57年)にはジャスコ株式会社の全面支援を受けることとなり、株式会社ダイカイを株式会社松阪ニューデパートとして再発足させ、松阪市船江町の店舗(ダイカイホームセンター)や伊勢市の店舗(伊勢ダイカイ)などは閉鎖し、ニューデパートダイカイを松阪ニューデパート駅前店、松阪市湊町にあったジャスコ松阪店を松阪ニューデパートみなとまち店とする2店舗体制で営業することとなった[5][6]。
しかし、みなとまち店については、営業不振により1984年(昭和59年)に閉店[7]。
駅前店についても、松阪市船江町のダイカイホームセンター跡にジャスコと共同で建設を計画していた松阪ショッピングセンター(仮称)へ移行するべく、ビルの賃貸契約が満了する1987年(昭和62年)9月で閉店させる予定であったが、ショッピングセンター建設のめどがたたないなどの理由から賃貸契約を2年延長、1989年(平成元年)に閉店した[8]。
年表
[編集]- 1948年(昭和29年)9月18日 - 設立[9]
- 1967年(昭和42年)1月7日 - 松阪タワー・西村合同ビル起工式[10]。
- 1967年(昭和42年)9月21日 - 松阪タワー・西村合同ビルが完成、ビル内に株式会社ダイカイが運営する百貨店ニューデパートダイカイが開店[11]。
- 1970年(昭和45年)10月23日 - 売り場面積を約2倍に増床[1]。
- 1977年(昭和52年)9月22日 - 防災工事に伴い、全館新装[12]。
- 1982年(昭和57年)5月5日 - ニューデパートダイカイが閉店[13]。
- 1982年(昭和57年)5月14日 - 株式会社松阪ニューデパートが運営する松阪ニューデパート駅前店として開店[13]。
- 1989年(平成元年)8月31日 - 松阪ニューデパート駅前店が閉店[14]。
- 1995年(平成7年)
- 2月 - 株式額面変更の目的で株式会社ブルーグラスを株式額面変更の目的で吸収合併し、株式会社ブルーグラスに商号変更[9]。
- 11月 - 株式会社ブルーグラス(旧・株式会社松阪ニューデパート)が株式を店頭登録[9]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “23日オープン 2倍になったダイカイ 専門店が九店增加 レジャー性、更に強まる”. 夕刊三重: p. 1. (1970年10月8日)
- ^ “駅前市有地 きょう契約すます 坪二十万五千円 建物は四月完成”. 夕刊三重: p. 1. (1966年10月17日)
- ^ “駅前タワービル いよいよ着工へ 十階で来夏完成 地上36メートルの回転展望台も”. 夕刊三重: p. 1. (1966年12月15日)
- ^ “何でも揃う店に ダイカイ新本店の構想”. 夕刊三重: p. 1. (1967年1月9日)
- ^ “ダイカイ ジャスコ全面支援 松阪店(湊町)経営も一任 伊勢店・ホームセンターなどは処分”. 夕刊三重: p. 1. (1982年3月24日)
- ^ “(株)ダイカイ ジャスコが百%資本参加 6月ごろ株式総会開催へ 将来性考え要請 大海社長記者会見 運営は現経営陣で きょう伊勢店閉店”. 夕刊三重: p. 1. (1982年5月12日)
- ^ “来月で閉店 ニューデパートみなとまち店 改善見通したたず 商店街 市街地大型店への期待飛ぶ”. 夕刊三重: p. 1. (1984年10月3日)
- ^ “駅前がまた寂しく 8月末 ニューデパートが去る 20年の歴史に幕”. 夕刊三重: p. 1. (1989年7月24日)
- ^ a b c 流通会社年鑑 2003年版, 日本経済新聞社, (2002-12-20), pp. 787
- ^ “ダイカイが進出 駅前タワービル きょう起工式”. 夕刊三重: p. 1. (1967年1月7日)
- ^ “三億二干万のビル 松阪の玄関口に威観 タワービル”. 夕刊三重: p. 1. (1967年9月20日)
- ^ “あすから多彩な催し ダイカイ 全館新装オープン”. 夕刊三重: p. 4. (1977年9月21日)
- ^ a b “店内大改装14日開店 松阪ニューデパートの看板も 駅前ダイカイ”. 夕刊三重: p. 1. (1982年5月6日)
- ^ “ニューデパートお別れ きょうで閉店 開店と同時に100人”. 夕刊三重: p. 1. (1989年8月31日)