招待所

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招待所(しょうたいじょ)とは、

  1. 朝鮮民主主義人民共和国全域に点在する金委員長専用の別荘。もしくは国賓を迎える施設。
  2. 中華人民共和国にある、後述の宿泊施設。

朝鮮民主主義人民共和国における招待所[編集]

朝鮮民主主義人民共和国内に点在する金委員長専用の別荘であり、そのほとんどに病院レベルの医療施設が備わっているという。また高級なブランド品を販売する店や映画館や図書室もあり、一般国民には禁じられている西側諸国の文化を冷戦時代にあっても自由に楽しむことができた。 外国人エリート職員の居住施設として、また外国人賓客向けの宿泊所としても利用される。 給仕や清掃など滞在者の世話は若い女性が担当する。庭園管理や電気修理などを担当する「管理員」らは、滞在者(居住者)の顔を見ることが厳しく禁じられており、常に顔を伏せて作業をするという。 風光明媚な場所に建てられており、周囲は武装した兵士と鉄条網で周囲から完全に隔離され、頑丈に警備されている。

2002年日本に帰国した拉致被害者らによると、招待所ではすしや酢豚などの料理を食べ、外国映画を見る機会もあり、一般住民よりはるかに厚く遇された生活だが、自由な外出は許されなかったという。「招待所にいた時は賄い付きだった」「招待所にいる間は、名所観光をしたり娯楽映画などを見たりした」「一般の朝鮮人との接触はない」等の証言がある。

平壌市内には、国賓を迎える百花園招待所がある。

中華人民共和国における招待所[編集]

中華人民共和国における招待所には2つの種類がある。

  1. 政府機関、大学、軍、企業などの組織が設置する、関係者のための宿泊施設。出張の時などに利用されることが多い。
  2. 宿泊費が比較的安価な旅行者のための宿。鉄道駅やバスターミナルの周辺に多く存在している。飯店、酒店、賓館などに比べると安いが、外国人は宿泊できないことがある。