抜衣紋

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抜衣紋(ぬきえもん)は、和服の着付け方のひとつである。 後襟を引き下げて、襟足が現れ出るように着ること。

概要[編集]

日本髪の髱、結髪をくずさない、襟の汚損を防ぐために生じた着方と見られる。 身頃の肩山を後ろにずらして襟肩回りを髱の形や位置にあわせてU字型、あるいはV字型に後ろに引いて着る。 仕立てのときに繰り越しを加減しないと十分に衣紋を抜くことができない。 繰り越しはだいたい1cmから5cmくらいまでであるが、着付けの良し悪しに衣紋の抜きかたは重要である

「松屋筆記」93によれば、「追衣紋(のけえもん)多くは誤てぬきえもんと云へり」という。