戸部の蛙

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戸部の蛙(とべのかえる)とは、郷土玩具の一種。愛知県名古屋市で生産される。

概要[編集]

を材料とし、手捻りによって作られる。一匹のの背中の上にもう一匹の蛙が乗ったものや、蛙が相撲を組んでいるものなど、種類は多彩で30種類近くにも及ぶ。

由来[編集]

かつて戸部城という城があったが、この城の城主の戸部政直は暴虐であり、行列の目の前を横切る人を無差別に斬り捨てた。そのため、巷間には「山崎越えたら戸部戸部」という揶揄の言葉が飛び交った。戸部城近隣の一帯には蛙が多く棲息しており、斬り捨てられた首が跳ぶのと蛙が跳ぶのを掛けた言葉遊びであった。この言葉遊びが、戸部の蛙の由来になったという。

参考文献[編集]

  • 斎藤良輔「日本人形玩具辞典」(東京堂出版) 306項