コンテンツにスキップ

戦隊レッド 異世界で冒険者になる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
戦隊レッド 異世界で冒険者になる
ジャンル ファンタジー
漫画
作者 中吉虎吉
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊少年ガンガン
レーベル ガンガンコミックス
発表号 2020年11月号 -
発表期間 2020年10月12日 -
巻数 既刊7巻(2024年8月9日現在)
アニメ
原作 中吉虎吉
監督 川口敬一郎
シリーズ構成 冨岡淳広
キャラクターデザイン 丸山修二
音楽 亀山耕一郎
アニメーション制作 サテライト
製作 異世界レッド製作委員会
放送局 未発表
放送期間 2025年1月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

戦隊レッド 異世界で冒険者になる』(せんたいレッド いせかいでぼうけんしゃになる)は、中吉虎吉による日本漫画作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2020年11月号から連載中。2021年9月に単行本第2巻の発売を記念し、稲田徹がナレーションを務めるPVが制作された[1]。テレビアニメが2025年1月より放送予定[2]

あらすじ

[編集]

悪の組織・秘密結社ゼツエンダーとの最終決戦。絶縁王との戦いで相打ちになったキズナファイブのキズナレッド・浅垣灯悟。しかし、彼は死なず異世界へと転生していた。異世界を旅し、この世界にも困っている人が大勢いることを知った灯悟は冒険者となり、キズナレッドへ変身しては人々を救いながら元の世界へ戻る方法を探すことを決める。やがて、強力な冒険者を探していた魔導士イドラと出会い、彼らの冒険が始まる。

登場人物

[編集]

声の項はテレビアニメにおける担当声優。

主要人物

[編集]
浅垣灯悟(あさがきとうご)
声 - 井藤智哉[2]
主人公。熱血漢を絵に描いたような何事にも真っ直ぐで一生懸命な青年。絆装甲(バンソウプレート)を使ってキズナレッドへ変身する。変身の際には毎回背後で盛大に爆発が起き、それに巻き込まれると常人は普通にダメージを受けてしまう。クエストでドロップしたアイテムも毎回黒焦げにしてしまうため、あまり他の冒険者からパーティーを組んで貰えなくなってしまい、結果無一文になってしまっていた。その他バーニングキズナパンチといった様々な必殺技を持っており、最大の奥の手として巨大ロボであるマキシマムキズナカイザーを召喚することが出来る。
絆に対して強く拘りを持っており、誰とでも絆を結ぶことが出来ると自負している。一方で、最終決戦の折に単身で敵の首領と戦ったことについてテルティナから指摘されたり、かつての仲間と思わしき人物から「誰よりも絆に餓えた寂しがり屋」と言われるなど危うさも見せている。
イドラ・アーヴォルン
声 - 稲垣好[2]
ヒロイン。16才。巨乳。ツッコミ気質であり、灯悟の一挙手一投足に突っ込んでいる。
大魔道士の家系の一族で様々な魔法を使うことが出来、その腕は一流。特権魔法にもある程度対抗出来る。アーヴォルン家は代々、王家の杖として人々の幸福のために魔法を研究することを使命とし、イドラもそのことに誇りに思っていたが、先代当主だった彼女の父親が杖の座を懸けた戦いに敗北し、一族もろとも王都から追放されてしまう。以降アーヴォルン家は没落気味でA級冒険者を雇うお金がないほどであった。新たに王家の杖の当主になった者の方針がイドラには許すことが出来ず、その者から王家の杖の座を取り戻し、再び魔法の力で世界中の人々の笑顔を取り戻すことを悲願としている。
異世界人である灯悟に興味津々であり、当初は彼の力について色々と調べていた。灯悟の言動には心を惑わされることも多く、次第に惹かれていっている。
テルティナ・リズ・ワーグレイ・アヴァルロスト
声 - 田中美海[2]
アヴァルロスト皇国の第三王女。15才。八重歯が特徴的な美少女。王族でありながらも自ら魔力の種を回収する旅に出ている。王族としては立場が低く、付いてきてくれる騎士もいないため、イドラに会いに行くまでは自ら捜し出したロゥジーを唯一の味方としていた。人体から魔力の種を取り除く特権魔法″簒奪の銀狼(ヴリコラカス)″を使うことが出来る。王族として気品ある佇まいではあるものの、時折年頃の少女のような反応を見せることも多く、初めてマキシマムキズナカイザーに乗ったときは目を輝かせながらはしゃいでいた。
ロゥジー・ミスト
声 - 大野智敬[2]
テルティナの従者の青年。魔王を封印した勇者が振るったとされる伝説の神器″王家の聖剣″を装備している。かつては″孤高の戦鬼″という異名を持つS級冒険者で多くの高額賞金首をたった一人で討伐していた。その実力はキズナレッドに変身した灯悟と同等以上で、灯悟曰く「幹部怪人クラスかそれ以上」。マキシマムキズナカイザーを前にしても怯むことなく渡り合った。ほぼすべての生物が魔力を持つ世界で魔力を持たない特異体質であり″忌み子″として迫害された過去から人間嫌いとなっていた。一方でそのことで傷付き憤ったのは誰かに受け入れられ、人の輪に入ることを本当は望んでいたからではとテルティナに指摘された上で必要とされ、受け入れられたことで彼女に対して強い思いを抱いてる。テルティナから「正直に言いなさい」と言われると言葉を取り繕っていても直後に偽らざる本心を述べる。
ラーニヤ
エルフの里ルグシムの次期族長・7代目アメン継承者。千年前に異世界から伝わった変身アイテム「アメンバッグル」を用いて「アメン」に変身する[* 1]。普段は内気な性格で、戦闘時には心に強気な仮面をかぶることで勢いをつけている[* 1]

その他

[編集]
ポセイドン
イドラに仕える執事。彼女のことを孫娘のように思い慕っている。かつてはイドラの祖母と共に冒険者としてパーティーを組んでいて魔王をも倒せる最強パーティーとして名を馳せていた。なお、その頃は全身の筋肉がムキムキであった。灯悟については冒険者としての実力は認めつつも一方でイドラの貞操を脅かす者として警戒している。
シャウハ・シャムハザール[* 2]
「王家の杖」として王家に使える女性魔道士。資格制度による魔導技術の徹底的な管理と規制を理念としている。人々を魔道具の悪用から守るために魔道具を資格制にした[* 3]

書誌情報

[編集]
  • 中吉虎吉『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックス〉、既刊7巻(2024年8月9日現在)
    1. 2021年4月12日初版発行(同日発売[3][4])、ISBN 978-4-7575-7195-2
    2. 2021年9月10日初版発行(同日発売[5])、ISBN 978-4-7575-7466-3
    3. 2022年4月12日初版発行(同日発売[6])、ISBN 978-4-7575-7876-0
    4. 2022年10月12日初版発行(同日発売[7])、ISBN 978-4-7575-8199-9
    5. 2023年5月11日初版発行(同日発売[8])、ISBN 978-4-7575-8567-6
    6. 2023年11月10日発売[9]ISBN 978-4-7575-8897-4
    7. 2024年8月9日発売[10]ISBN 978-4-7575-9348-0

テレビアニメ

[編集]

2024年8月にテレビアニメ化が発表された[2]。2025年1月より放送予定[2]

スタッフ

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]

漫画を出典とするもの

[編集]
  1. ^ a b 漫画2巻, 第9話
  2. ^ 漫画2巻, 第6話
  3. ^ 漫画2巻, 第7話

その他の出典

[編集]
  1. ^ “「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」2巻発売記念、稲田徹ナレーションのPV公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月10日). https://natalie.mu/comic/news/444405 2021年10月12日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af 「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」2025年1月にTVアニメ化、監督は川口敬一郎”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月9日). 2024年8月9日閲覧。
  3. ^ 戦隊レッド 異世界で冒険者になる 1”. SQUARE ENIX. 2021年4月12日閲覧。
  4. ^ “「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」1巻、転生したヒーローが没落魔導士と冒険へ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年4月12日). https://natalie.mu/comic/news/424111 2021年4月14日閲覧。 
  5. ^ 戦隊レッド 異世界で冒険者になる 2”. SQUARE ENIX. 2021年9月10日閲覧。
  6. ^ 戦隊レッド 異世界で冒険者になる 3”. SQUARE ENIX. 2022年4月14日閲覧。
  7. ^ 戦隊レッド 異世界で冒険者になる 4”. SQUARE ENIX. 2022年10月12日閲覧。
  8. ^ 戦隊レッド 異世界で冒険者になる 5”. SQUARE ENIX. 2023年5月11日閲覧。
  9. ^ 戦隊レッド 異世界で冒険者になる 6”. SQUARE ENIX. 2023年11月11日閲覧。
  10. ^ 戦隊レッド 異世界で冒険者になる 7”. SQUARE ENIX. 2024年8月9日閲覧。

外部リンク

[編集]