心道流

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心道流(しんどうりゅう)は、空手の流派の1つ。正式名称は心道流空手道 心道会(しんどうりゅうからてどう しんどうかい)。

型を稽古の中心としながら、それを徐々に組手へと活かしてゆくことを特徴とし、沖縄古伝空手の継承を目指す。他の空手のように突き・蹴りのほか投げや棒術も技に含んでいる。

流派の理念は「他尊自信」「型は美しく 技は心で」「心豊かなれば 技冴ゆる」

沿革[編集]

1951年宮崎大学空手道部創立と共に座波仁吉を会長として設立された(以後、座波は最高師範を務める)。

その後、「剛柔流心道会」を名乗る時期もあったが、1983年から「心道流空手道心道会」を正式名称にしている。

2002年座波仁吉は初代宗家となり、松山公大が第2代会長に就任した。有名な師範には宇城憲治がいる。

心道流の上達システム[編集]

  • 基本
    • 突き・蹴り・受け・天の型・地の型・三本移動・三本約束組手・分解組手(天の型)(地の型)・基本自由組手
    • サンチン(三戦)・ナイファンチン(内歩進)・パッサイ(抜塞)・クーサンクー(公相君)・セイサン(十三)
    • 基本分解組手・変化分解組手・応用分解組手
  • 開放

流派独自の型[編集]

心道流は下記の5つを指定型としている

  1. サンチン(三戦 - 那覇手の基本型)
    • 呼吸力、統一体、絞め
  2. ナイファンチン(内歩進 - 首里手の基本型)
    • 瞬発力、入り込み
  3. パッサイ(抜塞)
    • 変化、投げ
  4. クーサンクー(公相君)
    • 蹴り、投げ
  5. セイサン(十三)
    • はずし、攻防一如

型の正しい習得は「外形を作る」「内形を作る」「内形・外形の合一をはかる」という段階を踏みながら行われる。不変の「型」の実践によって身体を通した認識を高め、その認識を個々の人や状況における「形」へと応用してゆく。型の検証は分解組手を通じて行われる。型で練習した技が「実際にかかるかかからないか」を他人との組手で検証するのである。そして分解組手の中で得た気付きを型の練習の中にフィードバックし、ステップアップを続ける。

参考文献[編集]

  • 宇城憲治著『武術空手の知と実践』合気ニュース刊