強行規範

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強行規範(きょうこうきはん)、又は、ユス・コーゲンス(jus cogens:ラテン語で「強制的な法」)とは、国際法上、いかなる逸脱も許されず、複数の国家による合意(条約)でも排除することの許されない、高次の規範のことである。強行法規、強行規定(主に民事法における公に関する規定)、ユース・コーゲンスとも言う。

条約法に関するウィーン条約en:Vienna Convention on the Law of Treaties)は、53条において「締結時に強行規範に抵触するいかなる条約も無効(A treaty is void if, at the time of its conclusion, it conflicts with a peremptory norm of general international law.)」と規定し、また、強行規範の変更は、後に国家間で形成される同一の性質を有する一般国際法によってのみ可能であるとされる(同条参照)。

強行規範の例としては、ジェノサイド侵略人道に対する罪海賊奴隷制度・売買、虐待などが、学者らによって提示されているが、明文化・カタログ化されていない。