川骨

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川骨(せんこつ)とは、スイレン科に属するコウホネと言う植物から得られる生薬である。漢方処方に配合されることがある。

解説[編集]

コウホネの根茎を縦に割って乾燥させたものが川骨である [1] 。 川骨には、川骨にはヌファリジンなどが含まれており [1] 、鎮痛作用、消炎作用、駆瘀血作用があるとされる [1] 。 漢方処方の1つ治打撲一方に配合されていることで知られる。

日本での扱い[編集]

川骨は、第15改正日本薬局方に収載されている生薬の1つである [2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 山田 陽城、花輪 壽彦、金 成俊 編集 『薬学生のための漢方医薬学』 p.310 南江堂 2007年4月20日発行 ISBN 978-4-524-40214-4
  2. ^ 日本薬局方解説書編集委員会 『第15改正 日本薬局方解説書』 D-379、D-380 廣川書店 2006年6月20日発行

関連人物[編集]