審判員 (ボクシング)

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ボクシングのレフェリー(右)

ボクシングにおける審判員(しんぱんいん)は、ボクシングのルールに則り試合を管理する者を指す。

概要[編集]

主審[編集]

レフェリーReferee)とも呼ばれる。リングに上がり、競技規則の範囲におけるすべての権限を持ち試合を司る。試合ではノックダウンバッティングを瞬時に判断したり、反則行為を見抜いて注意や減点、失格を言い渡す役割を担う。また、試合を止める権限を持つのも主審のみである。

副審[編集]

ジャッジjudge)とも呼ばれる。リング下の最前列に座り、採点を行う。なお、主審の判定には関与せず、規定ラウンド終了時の採点結果を下す。プロの世界王座戦では3人配備される。それ以外の試合は2人配備され、主審も採点を行う(この場合、主審・副審とも採点は平等に実施される)が、近年は主審の仕事量を減らすべくノンタイトルでも3人制の試合が増えている。アマチュアでは国際大会や全国大会で5人、それ以外の試合では3人配備される。

資格[編集]

ボクシング審判員の資格などはプロ・アマで仕組みが異なる。

プロボクシング審判員の資格は各コミッションが認定することで審判員として活動することが可能である。さらに世界王座認定団体(WBAWBCなど)および地域王座認定団体(OPBFなど)の認定を受ければ、世界王座戦および地域王座戦での審判も可能となる。

日本では「日本ボクシングコミッション(JBC)・試合ルール第3部・第24章」にて規定。25歳以上を対象として欠員等が出た場合に限り、募集を掛けて試験を実施する。試験合格後、訓練期間(能力に応じて半年から1年)を経て晴れて審判員資格を手にすることになる。審判員は能力および経歴に応じてA、B、Cの3クラスに分かれ、A級はすべての試合、B級は原則として6回戦まで、C級は同じく4回戦までに従事することができる。

アマチュアボクシングはクラスによって認定試験実施団体が異なる。C級は都道府県連盟、B級は地域連盟審判長、A級は日本ボクシング連盟それぞれの審判委員会が実施する認定テストを受けて合格することで資格を得られる。国際試合の審判資格は、アジアビューローおよび国際ボクシング協会の試験を受けた上で認定となる。

その他[編集]

  • プロボクシング審判員の報酬は興行を主催するプロモーターがコミッションに払う公式戦認定料の中から支払われる(これはリングアナウンサー、タイムキーパー、その他試合役員も同様)。ただしその額は興行にもよるが微々たるものである。そのため審判員は副業であり、会社員など本業を持つ者が務めるのが一般的である。
  • JBCでは2007年より70歳定年制が導入された。それまでは定年はなかったが、日本を代表するレフェリーのひとりであった森田健は定年導入前に70歳で審判員生活に終止符を打った。