妖怪絵巻

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妖怪絵巻(ようかいえまき)とは日本で作られた妖怪を主題として描かれた絵巻物の総称。平安時代から江戸時代にかけて多くの種類の作品が確認されている。

付喪神絵巻百鬼夜行絵巻真珠庵所蔵・重要文化財)など物語や一定の場面を描いたものは、美術品としても有名である。

江戸時代になると、妖怪の絵に名称を記した妖怪分類絵巻とも言うべきもの、また妖怪の絵にそれに付随する説話(情報)を添えた絵巻も作られるようになった[1]。各時代の妖怪資料のひとつとして貴重である。

主な妖怪絵巻[編集]

物語[編集]

分類[編集]

説話[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 湯本豪一編著『妖怪百物語絵巻』国書刊行会、2003年、118-120頁。 
  2. ^ Bakemono no e.” (英語). search.lib.byu.edu (1700?). 2018年12月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • 湯本豪一編著『妖怪百物語絵巻』国書刊行会、2003年。ISBN 978-4-336-04547-8 
  • 湯本豪一『妖怪あつめ』角川書店、2002年。ISBN 4-04-883753-2