女子力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

女子力(じょしりょく)とは、現代という時代の文化的価値観を背景にした女性らしさという共同主観のことであり、ある種の神話体系のことである。 現代の文化的価値観が命じる女性らしい生き方を向上させたり、自分が女性であるということを自身のアイデンティティーとし、それを世の中に示し続けるために使う力を指す言葉。ただし明確な定義はなく、主に女性らしい態度や容姿、女性ならではの感覚・能力を活かすことなどを指す[1]

定義[編集]

コラムニストの小田嶋隆は、「女子力は厄介な言葉で、人によって定義が違う」と評している。女性誌では単に「フェミニンな魅力」であるが、ニュアンスはハイファッション志向の高飛車な月刊誌では「モロにファッショナブル寄りな概念ないしは美意識」に近いものに、芸能ゴシップの追求を主務とする女性週刊誌では「男のコロがし方」を婉曲に表現しただけであると指摘している[2]

この言葉は2009年(平成22年)の新語・流行語大賞にノミネートされた(2009年の日本#流行語を参照)。近年になってから活発となっている就職活動結婚活動などといった場面で女子力を向上させるということが有利になるという情報が出回っており、そのための書籍や女子力アップ講座などが数多く存在する。また、女子力は近年の私立中学校から大学といった教育機関の入学案内でも見られるようになっており、女子力を向上させる教育の実践などを標榜している所が数多く存在する。女性向けゲームの中には、「女子力を磨く」タイプのシミュレーションゲームが支持を得ているものが存在する。

英語では、人気ガールズロックバンドスパイス・ガールズが提唱した「ガールパワー」という言葉があるが、その場合は「少女同士の結束、少女と若い女性の中の独立独歩の態度」などを表す言葉であり[3]、女子力とは意味が異なる。

女子力の男性版として、「男子力」という言葉も存在する[4]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

関連項目[編集]