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大竹竹風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおたけ ちくふう

大竹 竹風(二代目)
生誕 1944年1月(80歳)
日本の旗 日本
東京都神田区(現・千代田区神田
職業 駒師(将棋)
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大竹 竹風(おおたけ ちくふう、1944年1月 - )は、日本将棋駒師。新潟県三条市在住[1][2]

来歴

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東京都神田区(現・千代田区神田出身。新潟県立三条実業高等学校商業科を卒業後、東京本郷の前沢碁盤店に勤める。

駒について

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「竹風駒」は、プロ棋士のタイトル戦でも使われている[3][4]

竹風駒の木地は、伊豆七島の御蔵島の原生林で伐採された黄楊を4-5年寝かせて使用する[1]

木地は木目により「柾」(まさ)、「杢」(もく)に大別される、柾はさらに「赤柾」、「糸柾」等、杢は「虎斑」(とらふ)、「孔雀杢」、「根杢」(ねもく-模様が多岐にわたる)、等とさらに細かく分類される。光の加減により木目が美しく変化する「虎斑」や「孔雀杢」が蒐集家等に人気があるのに対し、長時間駒と向き合うプロ棋士は光による変化が「目に刺す」と嫌って柾を選ぶことが多かったが、竹風は「最近は虎斑を使うこともあります」と述べている[1]

竹風駒で人気がある書体は、菱湖(りょうこ)、錦旗(きんき)、水無瀬(みなせ)、昇龍、源兵衛清安等。木地の木目や注文者の好みに合わせて書体を選ぶ。竹風によると「竹風駒でこれが18番というものはなく、なんでも作製する」と述べている[1]

注文があれば、竹風はどの駒字にも応じる。竹風は「彫ってて好きなのは菱湖か錦旗ですか、みんないい字ですねえ」と述べている[5]

日本将棋連盟 将棋コラム 「棋士に人気の高い駒は、菱湖書。羽生がタイトル防衛をきめた最終局でも使われていた!」において初代竹風駒と二代目大竹竹風駒が紹介されている[6]

竹風駒は羽生善治が愛用していることで知られ、タイトル戦でも使用される[7]

脚注

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  1. ^ a b c d 希代の銘駒、三条で”. 越後ジャーナル (2015年12月13日). 2017年7月18日閲覧。
  2. ^ 駒師”. 日本将棋連盟 (2014年12月12日). 2017年7月18日閲覧。
  3. ^ 三条市「竹風駒」 手彫りの逸品、棋士も愛用 /新潟”. 毎日新聞. 2017年7月18日閲覧。
  4. ^ タイトル戦で使用した駒 再び”. 近代将棋に連載していた「将棋ペンクラブログ」のネット版 (2009年12月11日). 2017年7月22日閲覧。
  5. ^ 越後三条職人列伝”. 三条商工会議所. 2017年7月18日閲覧。
  6. ^ 棋士に人気の高い駒は、菱湖書。羽生三冠がタイトル防衛をきめた最終局でも使われていた!”. 日本将棋連盟 (2016年12月10日). 2017年7月21日閲覧。
  7. ^ 竜王戦三条開催が決定、藤井四段の挑戦に期待、日本屈指の三条の竹風駒にフォーカス”. 新潟県中央部の県央情報交差点 (2017年6月21日). 2017年7月21日閲覧。