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サービス放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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サービス放送とは放送局の新規開局を前に行われる試験放送の一環であるが、一部放送局では、事実上本放送同様の内容を放送されていることもある。

正式な本放送を前に実際に放送される内容とほぼ同じ形態で番組を進行し、製作担当者や出演者の最終的な「慣れ」、および機材操作・動作の確認をすると同時に、視聴者に対して放送局の番組を大々的にPRする目的でなされている。

近年行われている有料放送(スカイパーフェクTV!ケーブルテレビ向けの専門放送)では、正式に有料放送として開局する前に視聴料無料のノースクランブル放送(但しケーブルテレビの場合はシステムの都合により無料放送が試聴できない場合がある)で番組を放送する事例がある。

地上波では大体1ヶ月(開局の1ヶ月前くらい)放送するのが定番だが長野放送1968年12月20日1969年3月31日まで約3ヶ月と11日もの長きに渡って放送していた。これは長野県初のUHFテレビ局である同局が普及を促進するために長く設定したためである。
地上デジタル放送では本放送開始の2~3ヶ月前から流す放送局も少なくない。特に静岡第一テレビ2005年11月1日本放送開始のところを5ヶ月前の2005年6月1日からサービス放送を始めるといった例も存在する(ただし休日昼間は別編成の自社制作番組などを放送。日本テレビ送出番組のHD化と休日昼間を含めた完全なサイマル放送開始は同年9月1日。)。これは6月1日に先行して本放送を開始したNHK静岡放送局SBS静岡放送に対抗するためのものと思われる。また、これ以上早くサービス放送を開始する局も現れている。