多治比 公子(たじひ の きみこ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。姓は真人。官位は従五位下・大蔵少輔。
淳仁朝の天平宝字2年(758年)8月の官人歴名に右舎人大允と見える。
光仁朝の宝亀2年(771年)従五位下に叙爵し、宝亀5年(774年)肥前守に任官する。
桓武朝の延暦5年(786年)大蔵少輔に任ぜられ京官に復している。
注記のないものは『続日本紀』による。