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塩化スズ(IV)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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塩化スズ(IV)
IUPAC名 塩化スズ(IV)
別名 塩化第二スズ
組成式 SnCl4
式量 260.50 g/mol
形状 無色で刺激臭のある液体(無水物)、白色~類白色の結晶性塊(5水和物)
CAS登録番号 [7646-78-8]
密度 2.226 g/cm3, 液体
水への溶解度 不溶 g/100 mL ( °C)
融点 −33 °C無水物
沸点 114 °C無水物

塩化スズ(IV)(tin(IV) chloride または stannic chloride)は化学式 SnCl4 で表される+IV価のスズの塩化物で、無水物、5水和物などがある。無水物は融点 −30.2 ℃、沸点 114 ℃の無色で刺激臭のある液体で、アルコール類、ベンゼントルエン二硫化炭素四塩化炭素等多くの有機溶媒に可溶。空気中の水分と反応して塩化水素の白煙を生じる。多量の水を加えると激しく加水分解して発熱し塩化水素の白煙と酸化スズ(IV) の煙霧を生じるため非常に危険である。5水和物は融点 60 ℃付近、沸点 114 度の白色~類白色の結晶性塊で、水に発熱、発煙しながら溶ける。水溶液は徐々に加水分解を起こし白沈を生じる。エタノール、ベンゼン、トルエンに可溶。アルカリ金属との混合物は、衝撃により爆発する危険性がある。 日本には毒物及び劇物取締法によって、劇物と設定された。[1]

脚注

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関連項目

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