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塩化レニウム(VI)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
塩化レニウム(VI)
識別情報
CAS登録番号 31234-26-1
PubChem 5148054
ChemSpider 4321528
特性
化学式 Cl6Re
モル質量 398.93 g mol−1
外観 黒色の固体
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

塩化レニウム(VI) (Rhenium(VI) chloride) は、化学式が ReCl6無機化合物である。黒色の常磁性固体である。分子は塩化タングステン(VI)と同じ八面体形分子構造をしている[1]

合成と反応

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初めは、レニウムフィルムの塩素化による混合物として生成された[2]。大量のサンプルは、フッ化レニウム(VI)と過剰量の三塩化ホウ素の反応により合成される。

2 ReF6 + 6 BCl3 → ReCl6 + 6 BF2Cl

塩化レニウム(V)と比べ、室温で不安定である。

2 ReCl6 → [ReCl5]2 + Cl2

出典

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  1. ^ Tamadon, Farhad; Seppelt, K. (2012). “The Elusive Halides VCl5, MoCl6, and ReCl6”. Angewandte Chemie International Edition 52 (2): 767–769. doi:10.1002/anie.201207552. PMID 23172658. 
  2. ^ Colton, R. (1962). “Rhenium Hexachloride”. Nature 194 (4826): 374–375. Bibcode1962Natur.194..374C. doi:10.1038/194374a0.