埴生常益
埴生 常益 (はにゅう つねます、生没年不詳)は、平安時代後期の武士。平常澄の子。通称六郎[1]。
略歴[編集]
『神代本千葉系図』などに名前が見える。上総氏滅亡以前の下総国埴生庄の在地領主はこの常益と考えられる[2]。常益の苗字地が埴生庄であったことは、のちに上総氏の遺領を継承した千葉常秀がこの地を所領としていた事実から明らかである[3]。
脚注[編集]
- ^ 角川書店 1978, p. 695.
- ^ 戎光祥研究叢書 1994, p. 281.
- ^ かまくら春秋社 1983, p. 164.
参考文献[編集]
- 野口実『中世東国武士団の研究』(高科書店、1994年)後に『増補改訂 中世東国武士団の研究 (戎光祥研究叢書19)』(戎光祥出版社、2020年)として再版。
- 野口実『鎌倉の豪族1』(かまくら春秋社、1983年)
- 『角川日本地名大辞典-第12巻』(角川書店、1978年)