加藤庸子
表示
加藤 庸子(かとう ようこ、1952年 - )は、日本の脳神経外科医。脳動脈瘤の破裂を防ぐ「クリッピング術」のスペシャリストとして知られる[1][2]。
来歴
[編集]1952年、愛知県生まれ[3]。開業医(心臓外科)の父と大学教員の母親のもとに育つ[3]。1978年、愛知医科大学医学部卒業、1981年、中華人民共和国蘇州医学院付属第一病院脳神経外科留学、1986年、オーストリア・グラーツ大学留学[4]。2006年、藤田保健衛生大学医学部で日本初の脳神経外科の女性教授となる[3]。2010年、藤田保健衛生大学病院総合救命救急センター・センター長[4]。2012年、日本脳神経外科学会で初の女性理事に選出[3]。女性医師の結婚・出産後のキャリア継続を目指し、日本脳神経外科女医会を発足させるなど、後進の育成に尽力する[3]。
2014年、藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院に勤務地を移し、脳血管ストロークセンター長[4]。2016年、藤田医科大学ばんたね病院院長補佐に就任[3]。
受賞歴
[編集]- 2019年、世界脳神経外科学会連盟からMedal of Honor[5]
- 2019年、米国外科学会(英語: American College of Surgeons)からHonorary Fellowship[6]
- 2021年、米国脳神経外科医協会(英語: American Association of Neurological Surgeons)からInternational Lifetime Recognition Award[7]
脚注
[編集]- ^ “情熱大陸:女性脳外科医としての手術数は世界一!細腕一本で男社会の壁を乗り越えて来た凄腕女医・加藤庸子の“ゴッドマザー”的生き方”. 毎日新聞. 2021年9月1日閲覧。
- ^ “「この仕事が好き」と思えることが大事~脳神経外科医 加藤 庸子先生~(前編)”. www.med.or.jp. DOCTOR-ASE:医学生がこれからの医療を考えるための情報誌. 2021年9月1日閲覧。
- ^ a b c d e f “加藤庸子(脳神経外科医) | 情熱大陸”. www.mbs.jp. 2021年9月1日閲覧。
- ^ a b c “わが国初の女性脳外科教授 常に患者さんに寄り添い、女性医師もサポート | メディアスホールディングス株式会社”. www.medius.co.jp (2021年1月6日). 2021年9月1日閲覧。
- ^ Tu, Yong-Kwang (22 February 2021). “Report of the Medal of Honor Committee”. World Federation of Neurosurgical Societies. 2021年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月27日閲覧。
- ^ “12 prominent surgeons awarded Honorary Fellowship in the ACS”. Bulletin of the American College of Surgeons (1 November 2019). 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月27日閲覧。
- ^ “AANS Awards”. American Association of Neurological Surgeons. 2021年10月27日閲覧。