便意
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便意(べんい)とは、排便をしたいという感覚のことである[1]。便意切迫感とも呼ばれる[2]。
便が直腸に入ることで直腸の神経を刺激し、骨盤神経から脊髄を通して大脳に伝えられ、これにより便意が発生する。
便意が起こりやすいのは、朝起きたときと食事後といわれている。食事の後には大腸の運動が活発になるため、便が直腸に達することにより便意が生じる。
便意を我慢していると神経の働きが衰え直腸・結腸反射が消えて、便意を催さなくなることもある(直腸性便秘)。また図書館、書店などに行くと便意を催す人が多いともいわれる(青木まりこ現象)。これは図書館や書店の静謐な環境が大いに左右しており、加えて読書などでリラクゼーション効果を与え、副交感神経を刺激し、括約筋が弛緩するため、もしくは本のインクの匂いが原因と考えられている[要出典]。
潰瘍性大腸炎の患者におきる症状として、頻繁に便意をもよおす症状がある[2][1]。
出典
[編集]- ^ a b Dubinsky, Marla; Bleakman, Alison Potts; Panaccione, Remo; Hibi, Toshifumi; Schreiber, Stefan; Rubin, David; Dignass, Axel; Redondo, Isabel et al. (2023-11). “Bowel Urgency in Ulcerative Colitis: Current Perspectives and Future Directions” (英語). American Journal of Gastroenterology 118 (11): 1940–1953. doi:10.14309/ajg.0000000000002404. ISSN 0002-9270. PMC 10617668. PMID 37436151 .
- ^ a b “知っていますか?潰瘍性大腸炎患者のQOLと「便意切迫感」の関係”. ヨミドクター(読売新聞) (2023年7月12日). 2024年6月29日閲覧。