伊勢子老

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊勢 子老(いせ の こおゆ)は、奈良時代貴族氏姓は中臣伊勢連のち中臣伊勢朝臣、伊勢朝臣。官位従五位下大和介

経歴[編集]

天平宝字8年(764年)9月の藤原仲麻呂の乱の最中に中臣伊勢老人姓から朝臣姓に改姓しているが、この際に子老も改姓したか。天平神護2年(766年従五位下に昇叙され、神護景雲3年(769年伊賀守に任ぜられる。またこの間に、中臣伊勢朝臣から伊勢朝臣に改姓している。

光仁朝宝亀5年(774年造宮少輔に任ぜられると、のち大和介を務めたらしく、宝亀8年(777年)7月の大和国符には、大和介として子老の署名が佐位荘券にある。同年8月には内位従五位下に叙せられた。

官歴[編集]

特記のないものは『続日本紀』による。

脚注[編集]

  1. ^ 『寧楽遺文』下巻646頁、『大日本古文書』6巻597頁

参考文献[編集]