交響曲第1番 (カリンニコフ)

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交響曲第1番ト短調[1](こうきょうきょくだい1ばんとたんちょう)は、ヴァシリー・カリンニコフ1895年に完成させた交響曲

歴史[編集]

1894年に作曲を開始し、翌1895年に完成した。金銭的な援助を仰ぐため、ニコライ・リムスキー=コルサコフへ楽譜を送るも、リムスキー=コルサコフはこの曲に対し、写譜のミスなどにより、演奏不能という評価を下した。1897年2月20日、友人達の協力によりキエフにて初演が行なわれ、大盛況を収める。

楽曲構成[編集]

第1楽章 Allegro moderato ト短調 ソナタ形式
弦楽合奏による第1主題で始まる。第2主題はチェロが提示する歌謡的な主題。提示部は繰り返される。第2主題で始まる展開部では、第1主題によるフガートが置かれている。再現部では第1主題は木管合奏により出される。また、第2主題にはハープの伴奏が付く。コーダは第1主題による。
第2楽章 Andante comodamente 変ホ長調[1] 三部形式
緩徐楽章。非常に叙情的な楽章。ハープと弦楽器による伴奏の上に、木管と弦が哀調を帯びた主題を出す。
第3楽章 Allegro non troppo - Moderato assai ハ長調[1] 複合三部形式
スケルツォ。弦楽の主題は細かい動きが特徴的な明るい旋律。トリオはイ短調に移り、オーボエがやや哀歌的な主題を奏する。
第4楽章 Allegro moderato ト長調[1] ロンド形式
それまでの楽章を総合するフィナーレ。冒頭、第1楽章の主題が再現されると、ト長調の熱狂的なロンド主題が弦により提示される。その後も、ロンド主題の合間に第1楽章第2主題、第2楽章の主題が再現される。コーダでは、ト長調に移った第2楽章の主題が金管により燦然と吹奏され[要出典]、トライアングルのトレモロが響く中、ト長調の主和音で圧倒的な終結となる。

楽器編成[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d N響ライブラリー > 楽曲試聴 > カリンニコフ (1866 - 1901) 交響曲 第1番 ト短調(約37分) - NHK交響楽団。2018年12月11日閲覧。