五辻宗子

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五辻 宗子(いつつじ そうし/むねこ、生没年不詳)は、鎌倉時代末期の女官後二条天皇後宮皇太子邦良親王の母。参議五辻宗親の娘。典侍

藤原北家花山院五辻家の出身[1]。父は正二位参議五辻宗親(1242‐1302)。母は不詳。談天門院五辻忠子後宇多院後宮・後醍醐天皇母)は叔母、准三宮五辻経子伏見院後宮・後伏見天皇母)は従姉妹にあたる。

邦治親王(後の後二条天皇)に仕えて中納言典侍(ちゅうなごんのすけ/ちゅうなごんのてんじ)と称し、邦良親王・邦省親王の2皇子を産む。

脚注[編集]

  1. ^ 花山院兼雅の次男家経を祖とする。宇多源氏五辻家とは別家。

参考文献[編集]

  • 芳賀登他監修『日本女性人名辞典』日本図書センター、1993年。
  • 岩沢愿彦監修『系図纂要』名著出版、1997年。
  • 志村有弘編『天皇皇族歴史伝説大事典』勉誠出版、2008年。