丹後クラフトコーラ

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丹後クラフトコーラ組合のクラフトコーラ。右・万助楼の「甲羅コーラ」、左・tabel tabel(タベルテーブル)の「Haccola(ハッコーラ)」

丹後クラフトコーラ(たんごクラフトコーラ)は、京都府京丹後地域で町おこしとして始まり、開発・提供されているクラフトコーラ丹後コーラとも表記される。京丹後市峰山町のカフェから提供が始まった。

誕生の経緯[編集]

地域の町おこしとして京丹後市峰山町のカフェミツバチのバーテンダーが地元の事業者に呼び掛けて、クラフトコーラの開発・提供が開始される。呼びかけに応じて、「丹後クラフトコーラ組合」が作られている。カフェミツバチでは、以前よりハーブやスパイス等組み合わせるクラフトコーラを提供しており、よりコーラで丹後を盛り上げようという思いが込められている。2021年(令和3年)7月22日には世界初の「クラフトコーラの町」が宣言されている。提供店は7店でスタートしているが、今後も提供店の増加を目指している[1]

特徴[編集]

明確な定義はなく、京丹後の地元食材を使ってクラフトコーラを作成というルールで各提供店がクラフトコーラを開発しているため、味わいは提供店によって自由となっている。カフェミツバチでは、コーラナッツクローブシナモンなどを使用したクラフトコーラを開発している。2021年からは、クラフトコーラに使うスパイスを地元農家で生産、しょうゆなど他の素材を活用したコーラ作りなどが計画されている[2]。カフェミツバチでは、コーラ以外にもケーキやタルトの提供、アクセサリーや雑貨も販売している[3]。毎月第一土曜日の朝には、ミツバチ朝市が開かれている[4]。「第24回てくてく我がまち再発見 こまねこウォーク」では、福知山公立大学の小山ゼミ所属の学生がクラフトコーラを作成、提供した[5]

脚注[編集]

  1. ^ 「丹後を「クラフトコーラの町」に」北近畿経済新聞 2021年8月11日(水)、p.3
  2. ^ 「京丹後の素材で「コーラ」カフェとバーテンダー挑戦」北近畿経済新聞 2021年1月14日
  3. ^ 『ことりっぷ海の京都 天橋立・伊根』旺文社、2022年、p.42
  4. ^ 『ひ・み・つの丹後本 丹後人が教える京都・丹後半島ローカルガイド』丹後本製作委員会、2018年、p.113
  5. ^ 滝川直広 (2023年10月10日). “学生がつくるクラフトコーラ、京丹後のイベントに 地元の食材活用”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2023年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月21日閲覧。

参考文献[編集]

  • ことりっぷ海の京都 天橋立・伊根』旺文社、2012年7月。ISBN 9784398155931全国書誌番号:23715616 
  • ひ・み・つの丹後本 丹後人が教える京都・丹後半島ローカルガイド』丹後本製作委員会、2018年5月。ISBN 9784990983802 

外部リンク[編集]