三浦亜美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三浦 亜美(みうら あみ、1985年8月11日 - )は、日本の経営者。株式会社ima(あいま)の創業者・アーティスト。愛知県名古屋市出身。

同社の代表取締役CEOを務めるほか、つくば市まちづくりアドバイザー、デジタルハリウッド大学特任准教授として活動中。

Forbes JAPANによる「SELF MADE WOMEN 100」に選出。2021年、Appleアンバサダー茨城県代表に選出。

従姉妹に、2016年リオデジャネイロオリンピック新体操団体日本代表主将の杉本早裕吏、曽祖父に、愛知県柔道連盟で副会長を務めた柔道家の長谷川泰一(講道館九段)をもつ。

経歴[編集]

エピソード[編集]

出典:[1][2]

  • 組織づくりや自分と向き合う力を強く意識する家庭に育つ。本人はイベントなどで「筋肉至上主義の家で育った」と話している。
  • 幼少期よりアート方面に興味を持ち音楽大学を目指していたが、留学生との交流やインターネットと出会い「世界の当たり前を変えたい」という想いが強くなり、2007年大学在学中に起業。卒業後、マイクロファイナンスの可能性に興味を持ち単身30カ国を訪問。
  • オラクル日本法人初代社長アレン・マイナーと共に日本での合弁会社設立やスタートアップ支援の仕組みづくり、地方行政と世界を結ぶビジネスの立ち上げなどに貢献。
  • 2013年8月、株式会社imaを設立。匠が生み出した、美しい“もの”や“世界”に最新のテクノロジーと新たな概念を取り込み、あいまをつなぎ、新しい素敵な価値を創出する事を使命として取り組んでいる。

一般社団法人awa酒協会の設立[編集]

  • 2015年に、有志による集まり“日本スパークリング酒協会設立準備委員会”の構想立案、設計に関わる。2016年2月には、品質基準・認定基準を明確にしたスパークリング日本酒を「awa酒」として定義し、商標登録を行った。
  • 日本各地の蔵元で構成された一般社団法人awa酒協会(2019年21蔵加盟)を立ち上げ、初代代表理事に就任(協会の本格始動に合わせて退任)。2020年3月までは事務局長として協会運営に携わった。

アーティスト活動[編集]

  • 伝統産業に工学、科学、金融の概念を融合させ、事業承継のエコシステムをつくる“文化工学”を提唱。AIに匠の技を学ばせ酒造りを行うAI-sakeプロジェクトを2017年より株式会社南部美人とともに取り組んでいる。[3]
  • 現在は、社会への問題提起を行うためメディアアートの製作にも取り組んでおり、メディアアートの祭典Media Ambition Tokyoにも作品を毎年出展しており、大きな反響を得ている。MAT2019:AI-Mural、MAT2020:組換えでない/組換えである

地方行政[編集]

  • 2017年には、筑波大学発などのスタートアップ設立が相次ぐつくば市において、まちづくりアドバイザーに就任(2017年9月-2020年9月)。研究者が数多くいるつくばの特徴から「博士と起業するまち」を打ち出すなど、つくば市の新産業創出についてのアドバイスを行った。[4][5]

大学[編集]

  • 2019年には、板坂諭と製作した人工知能を使ったアート作品である「AI-Mural」が評価され、デジタルハリウッド大学特別准教授に就任。「AIの社会実装」の講義を現在も担当している。[6]

講演・メディア掲載[編集]

講演[編集]

ほか

メディア掲載[編集]

ほか

脚注[編集]

  1. ^ 【開催レポート】私がAIの社会実装を進める理由~今この瞬間を生きる~」デジタルハリウッド大学、2019/12
  2. ^ 「あなたは女だから」の反発から生まれた、世界を切り開く力」』Forbes JAPAN、2019/6/26
  3. ^ AIで杜氏の技継ぐ酒蔵「南部美人」の挑戦」生成発展、2019年7月5日
  4. ^ ima CEO 三浦亜美氏が「つくば市まちづくりアドバイザー」に就任
  5. ^ 「博士と起業」戦略立案』日本経済新聞、2018年11月14日
  6. ^ デジタルハリウッド大学教員紹介ページ