三尾川 (古座川町)

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三尾川(みとがわ)は、和歌山県東牟婁郡古座川町の一地区(大字)。旧国名では紀伊国牟婁郡三前郷に属した。

人口[編集]

185人。91世帯。限界集落である。

集落[編集]

当地区には3つの集落がある。

  • 追野々(おいのの)…当地区の中心的集落。町立三尾川小学校、三尾川郵便局などがある。人口89人。47世帯。
  • 下地(しもじ)…大銀杏で知られる光泉寺(曹洞宗)がある。人口70人。32世帯。
  • 中村(なかむら)…人口26人。12世帯。

明治22年から昭和31年までは、周辺の6つの大字(下記)とともに東牟婁郡三尾川村を形成していた。昭和31年に合併により古座川町となった。現在でもこれら7つの大字(三尾川と下記の6つの大字)は地域的、行政的にまとまりとなっている。下記の人口は平成19年6月のものである。

  • 蔵土(くろず)…鉱山があった。「天柱岩」がある。国道371号が通る。下蔵土集落と田野々(たのの)集落に分かれる。人口50人。29世帯。
  • 南平(なべら)…人口わずか7人。6世帯。
  • 洞尾(うつお)…人口22人。11世帯。
  • 大川(おおかわ)…端郷(はじこ)集落と松の前集落に分かれる。国道371号が通る。人口78人。41世帯。
  • 長追(ながおい)…「美女湯温泉」がある。県道224号佐本深谷三尾川線が通る。人口32人。24世帯。
  • 真砂(まなご)…国道371号が通る。人口13人。7世帯。

交通[編集]

不便である。主な道路は県道39号串本古座川線紀勢本線和深駅から約9km。但し県道39号線はやや狭い道である。また、国道371号経由で、紀勢本線串本駅から約20kmの距離である。

河川[編集]

古座川の支流である三尾川が流れる。三尾川は大変美しい清流である。三尾川の支流である小節川(こぶしがわ)や木老谷(ふろんたに)、小谷(こたに)などの小河川もある。

関連項目[編集]