七星郡
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七星郡(しちせいぐん)は日本統治時代の台湾に存在した行政区画の一つであり、台北州に属した。
概要
[編集]七星郡の名称は七星山が区域内に位置したことによる。
消滅時に下部に汐止街、士林街、北投街、内湖庄を管轄していた。ほかに、平渓庄は1932年に基隆郡に、松山庄は1938年に台北市に編入されている。現在の行政区画は台北市士林区、北投区、内湖区、南港区と、新北市汐止区である。
歴史
[編集]1945年、中華民国に台湾の統治権が移管されると、七星郡は台北県七星区と改称された。1947年には七星区は廃止、汐止、士林、北投、内湖は台北県淡水区に編入された。1949年に士林、北投は陽明山管理局に移管された。1967年に陽明山管理局、内湖、南港(1946年に内湖より分割)は台北市に編入され、1999年に汐止は台北県の県轄市に昇格した。
歴代首長
[編集]郡守
[編集]- 館与吉[1]
- 石川定俊[2]:1924年10月[3] -
- 河野博通[4]
- 佐治孝徳[5]
- 佐佐木金太郎[6]
- 曽根原弘[7]
- 佐藤勝也[8]
- 河合豪介[9]
- 鳥海剛[10]:1937年11月[11] -
- 久保庄太夫[12]
- 赤堀正雄[13]
脚注
[編集]- ^ 『台湾総督府職員録 大正9年12月』、149頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 大正14年』、234頁。
- ^ 帝国秘密探偵社 1943, 海外3頁.
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 大正15年』、243頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和2年』、254頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和4年』、289頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和6年』、322頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和7年』、321頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和11年』、380頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和13年』、432頁。
- ^ 太田 1940, 176頁.
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和16年』、412頁。
- ^ 『台湾総督府及所属官署職員録 昭和19年』、33頁。
参考文献
[編集]- 太田肥州 編『新台湾を支配する人物と産業史』台湾評論社、1940年 。
- 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年 。