ヴォロガシュ

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ヴォロガシュ
Vologash、Wolgash
ハトラ
在位 140年頃 - 180年

王朝 ハトラ
父親 ナシュル
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ヴォロガシュアラム語 (ハトラ方言)英語版:𐣥𐣫𐣢𐣴、VologashWolgash)は、ハトラ(現在のイラク北部のニーナワー県モースルの南西約100km)の王。

略歴[編集]

ヴォロガシュは古代都市ハトラの王。ヴォロガシュはハトラで発見された20以上の碑文から知られており、西暦140年頃から180年頃まで統治していたとされている。AD128年頃から140年頃まで治めていたナシュルの息子である[1]。ヴォロガシュは自分自身を𐣬𐣫𐣪 mlk(王)と呼ぶハトラの最初の支配者の一人だったが、ヴォロガシュはまた、𐣬𐣣𐣩𐣠 mry(領主)の称号を持っている[2]

両方の称号は、彼の弟サナトゥルク1世のためにも証言されている。この二人が共に統治していたのか、その治世のある時期に王の称号を得たのか、それともサナトゥルク1世がヴォロガシュの後を継いだのかは不明である[1]。 彼の後継者は弟か甥のアブサミヤであった。

脚注[編集]

  1. ^ a b Dijkstra (1995) p.178
  2. ^ Dijkstra (1995) p.179

出典[編集]

  • Dijkstra, Klaas (1995). Life and loyalty: a study in the socio-religious culture of Syria and Mesopotamia in the Graeco-Roman period based on epigraphical evidence. Religions in the Graeco-Roman world. 128. Brill. ISBN 90-04-09996-4