ヴェイリネナイト

ヴェイリネナイト
	ヴェイリネナイト（寸法: 1.7 x 1.4 x 0.6 cm）
分類	リン酸塩鉱物
シュツルンツ分類	8.BA.05
化学式	MnBe(PO4)(OH,F)
結晶系	単斜晶系
対称	P21/a
単位格子	a = 5.411(5) Å, ; b = 14.49(2) Å, ; c = 4.73 Å; ; β = 102.75°; Z = 4
晶癖	Rare as elongated and striated prismatic crystals; fine-grained aggregates
へき開	Perfect on {010}, good on {100}, fair on {001}
断口	Uneven
粘靱性	Brittle
モース硬度	5
光沢	ガラス光沢
色	淡いピンクからローズレッド、サーモンピンク、薄灰色、茶色
条痕	White
透明度	Transparent to translucent
比重	3.22
光学性	Biaxial (–)
屈折率	nα = 1.638 - 1.640 nβ = 1.658 - 1.662 nγ = 1.664 - 1.667
複屈折	δ = 0.026 - 0.027
多色性	Visible X= orangish, Y= red, Z= dark red
光軸角 2V	46°–55°
分散	r > v moderate
文献
	プロジェクト:鉱物／Portal:地球科学
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ヴェイリネナイト（Väyrynenite、Vayrynenite、ヴェイリネン石、ベイリネナイト、ベイリネン石）は、ピンク色をしたマンガンを含む単斜晶系リン酸塩鉱物である。フィンランドで1939年に発見されたが、1954年に初めて記載された。名称はフィンランドの鉱物学者ヘイッキ・ヴァウリュネン（フィンランド語版）に因む。

性質・特徴[編集]

モース硬度は5、屈折率1.6 - 1.7、化学組成はMnBe(PO₄)(OH,F)。ヘルデル石のカルシウム部分をマンガンに置き換わっている。