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ワードサラダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ワードサラダ: word salad)とは、文法としては正しいが、意味が破綻している文章のこと[1]

精神医学にて

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精神医学では思考障害の一つに分類され、認知症統合失調症頭部損傷患者、言動性チックなどにみられる。日本では「言葉のサラダ」の呼び方で普及している。

コンピューティングにて

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検索エンジンの検索結果やブログ迷惑メールに多く見られる。

検索エンジンやメールのスパムフィルタを回避して、閲覧者を特定のウェブサイトに誘導することを目的としている。 誘導先のサイトは、アドセンスやアフィリエイト収益のみを目的としたサイトや、アダルト・違法サイト、閲覧者をウイルスに感染させることを目的としたサイトが多い。過去に著名人や企業が保有しており、所有権が失効したドメインを悪用したケースも存在する。

ワードサラダは多くの場合、検索エンジンの検索結果やRSSなどのウェブ上に存在する文章を元に、形態素解析構文解析を使用して自動生成される。 このため、例えば「昨年は山に登ったので、今年は海に行きました。」と「今年はプールで泳いだので、来年は海で泳ぎます。」の2文から、「今年は山で泳いだので、来年はプールで行きました。」のような支離滅裂の文章ができる。 コンピュータが文章の意味情報を完全に理解することは難しい(自然言語処理#処理内容とその限界)ため、自然文とワードサラダを自動判別することは困難であった。2010年頃には検索エンジンスパムの手法としてよく用いられていたが、Googleが2011年2月に検索アルゴリズムを改良(通称 パンダアップデート)したことから、その多くが排除されるようになった。(日本でのアップデートは2012年7月)そのため、検索エンジンスパムの手段としては有効ではなくなった[2]

脚注

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出典

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関連項目

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