ヨハン・バプティスト・イェンガー

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ヨハン・バプティスト・イェンガー
Johann Baptist Jenger
生誕 1793年3月23日
プロイセン王国の旗 プロイセン王国 キルヒホーフェン（英語版）
死没 (1856-03-30) 1856年3月30日（63歳没）
オーストリア帝国の旗 オーストリア帝国 ウィーン
ジャンル クラシック
職業 公務員、音楽家
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ヨハン・バプティスト・イェンガー（Johann Baptist Jenger 1793年3月23日[1] - 1856年3月30日）は、オーストリアの公務員、音楽家。フランツ・シューベルトを囲む人物のひとりだった。

生涯[編集]

3人の友人（ヨハン・バプティスト・イェンガー、アンゼルム・ヒュッテンブレンナー、フランツ・シューベルト） ヨーゼフ・エドゥアルト・テルチャー（英語版）画 1827年

1818年から1825年にかけてグラーツにある帝国の林野庁で非常勤職員として勤務する傍ら、シュタイアーマルク楽友協会（ドイツ語版）で理事を務めた。ピアニスト、オルガニストとしても頭角を現した。

ウィーンに移ってからは同地の楽友協会（ドイツ語版）の事務所で理事職を務めた。カール・フォン・シェーンシュタインの伴奏ピアニストを務めたほか、シューベルトのいる場で演奏したり彼と合奏することもしばしばあった。1828年9月から10月にかけてイェンガーに宛てられたシューベルト最後の私的な手紙が現存している[2]。またイェンガーはシューベルトの最後の3曲のピアノソナタや歌曲が演奏された1828年9月27日の音楽の夕べの会を、イグナーツ・メンツ博士とともに取り仕切った。1830年頃にはアンゼルム・ヒュッテンブレンナーに関する伝記的スケッチを著している。

グラーツのヒュッテンブレンナー兄弟やマリー、カール、ファウスト・パハラーの家族と親交があり[3]、ブルク劇場の女優だったゾフィー・ミュラー[4]、そしてリトグラフ製作者だったヨーゼフ・エドゥアルト・テルチャー（英語版）とも親しく付き合った。

脚注[編集]

  1. ^ 参考文献の中にあるÖBLやその他のシューベルトやベートーヴェンに関する文献のほぼ全てにおいてイェンガーの生年は1792年（または1797年）とされているが、イェンガーの父のアントン（1760年-1840年）の祈祷書では明確に1793年という年が記録されている。カール・ベッカーは既に参考文献の16ページでこの誤りを指摘している。Wiener Zeitung紙の死亡記録も年齢を63歳と記載していることから、イェンガーは1793年生まれとして扱われていることがわかる。
  2. ^ Till Gerrit Waidelich: Ein unbekannter Schubert-Brief von 1828. In: Schubert durch die Brille 18, 1997, S. 5–7.
  3. ^ Anton Schlossar (1907), “Pachler, Faust” (ドイツ語), Allgemeine Deutsche Biographie (ADB), 53, Leipzig: Duncker & Humblot, pp. 160–165 
  4. ^ Joseph Kürschner (1885), “Müller, Sophie” (ドイツ語), Allgemeine Deutsche Biographie (ADB), 22, Leipzig: Duncker & Humblot, pp. 674 

参考文献[編集]

  • Heinrich Kreißle von Hellborn: Franz Schubert. Wien 1865. (Erstdruck der Briefe u. a. über Schubert an Marie u. Karl Pachler)
  • Otto Erich Deutsch: Aus Beethovens letzten Tagen. (Briefe Johann Baptist Jengers an Marie Leopoldine Pachler-Koschak). In: Österreichische Rundschau, Wien, Bd. 10, Heft 3, 1. Februar 1907, S. 189–203.
  • Otto Erich Deutsch: Schuberts Aufenthalt in Graz 1827. In: Die Musik 6 (1907), S. 22–106.
  • Karl Becker: Johann Baptist Jenger (1793–1856) Ein Breisgauer Freund Franz Schuberts. Ein Beitrag zum 150. Todestag Schuberts (Veröffentl. des Alemannischen Inst. Freiburg i. Br., Nr. 45); Bühl/Baden 1978.
  • Georg Locher: Der Salon Marie Pachlers. Ein Beitrag zur Österreichischen Elitenforschung, Diss. Graz 1990.
  • Jenger Johann Baptist. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 3, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1965, S. 104.
  • Till Gerrit Waidelich: Ein unbekannter Schubert-Brief von 1828. In: Schubert durch die Brille 18, 1997, S. 5–7.

外部リンク[編集]

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