ヨハン・ニコラウス・ゲッツ

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ヨハン・ニコラウス・ゲッツ、1755年。

ヨハン・ニコラウス・ゲッツドイツ語: Johann Nikolaus Götz1721年7月9日 ヴォルムス - 1781年11月4日 ヴィンターブルク英語版)は、神聖ローマ帝国の詩人。

生涯[編集]

1721年7月9日、ヴォルムスで生まれる[1]。1739年から1742年までハレ大学で進学を学び、そこでヨハン・ヴィルヘルム・ルートヴィヒ・グライム英語版ヨハン・ペーター・ウッツなどの詩人と知り合った[1]。数年間従軍牧師を務めた後、ほかの聖職を務めた[1]。1781年11月4日、ヴィンターブルク英語版で死去した[1]

作品[編集]

ゲッツの作品にはいくつかの短い歌詞と翻訳作品があり、うちアナクレオンの作品の翻訳が最も良い作品である[1]。もっとも有名な作品はDie Mädcheninselというエレジーで、プロイセンフリードリヒ2世にも評価されたという[1]ブリタニカ百科事典第11版によると、ゲッツのオリジナル作品は陽気にあふれ、ドイツ風の深さよりはフランス風のウィットに富んでいるという[1]

ゲッツの作品集は1785年にマンハイムで出版され、1807年に第2版が出版された[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Götz, Johann Nikolaus" . Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 12 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 280.