モーラー

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モーラー
モーラー

モーラーは、増田屋コーポレーション1975年に発売した玩具である。

概要[編集]

本体はオレンジ色のモール製で全長235ミリメートル、2つの目と尖った鼻を有する。鼻の先にはテグスが結びつけられており、このテグスを引っ張ることで、モーラーをまるで生きているかのごとく自在に操れる。

オリジナルのモーラとしてはオレンジ色のみとのアナウンスだが、ごく僅かにグリーン色注1が存在する。
注1) 発売当初は、オーストリア生産品を輸入して販売していたが、
爆発的なヒットによりオーストリア製の生産が間に合わず、西ドイツ生産品も追加輸入販売された。
その際にオレンジ色とのアソート品としてグリーン色も僅かながら販売された。

発売当初、販売促進のためにテレビCM(モーラーの声:田の中勇)のほか、おもちゃ屋の店頭やお祭りなどで実演販売が行われた。発売直後に爆発的なヒットとなり、初年度に200万個を売り上げた。また、あまりの売れ行きから数々の類似品が発売された。その後にブームは衰えたものの、21世紀になっても売れ続けているロングセラー商品である。

2005年にはマジシャンのマギー審司と契約し、アライグマのラッキー君の友達となった。

備考[編集]

もともとは、1972年にオーストリアのウィーンで、当時24歳のFelix Puschkarskiが特許(アメリカ合衆国特許第 3,990,176号)を取得した "Wurli" というおもちゃである。Puschkarskiは当初、路上でパフォーマンスをしながら販売していた。1972年のミュンヘンオリンピックでは、競技場周辺で単独の実演販売を行い、9日間で10万個を売り上げた。その後、ドイツニュルンベルク国際玩具見本市アメリカのバイヤーの目に止まり、1974年にアメリカでは "Squirmles" という名前で大々的にテレビCMのキャンペーンが行われ、2か月で500万個を売る大ヒットとなった。

ドイツ語圏では "Wurli"、英語圏では "Squirmles"、フランス語圏では "Sniki" などの名前で知られる。

ヨーロッパでは今でも祭りの屋台などで、昔のテレビCMをつなぎ合わせた販促ビデオと共に売られている。

なお、考案者のFelix Puschkarskiは、1990年代後半より日本に在住しており、子に斉藤アリスがいる。

派生商品[編集]

1998年には電動の動くボールとモーラーを組み合わせた「じゃれっこモーラー」が発売されている。じゃれっこモーラーは子供向けの玩具であるが、猫を飼っている人の間ではネコ用のおもちゃとしても人気を博している。

特許[編集]

関連項目[編集]