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モスビーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モスビーン
 
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
: ササゲ属 Vigna
亜属 : アズキ亜属 Ceratotropis
: モスビーン V. aconitifolia
学名
Vigna aconitifolia (Jacq.) Marechal
シノニム
  • Phaseolus aconitifolius Jacq.
英名
black gram

モスビーン (Moth bean) は、ササゲ属に属する植物。マット豆やトルコグラム、マトキとも呼ばれる。

主にインドにおいて豆をとるために栽培される食用栽培作物である。小型で乾燥に非常に強く、黄色い花と深く裂けた葉を持つ。枝は根元から多く分岐し、地面を這うように四方に伸びていく。この枝葉が地面を覆い、水分の蒸発を防ぐ働きをする[1]。豆は3mmから4mmと小さく、色は明るい茶色から暗赤褐色である。もやしはやや甘い味がする。

インド原産で、今でもインドで最も栽培されている。インドにおいては、一晩水に浸してもやしにしてから食べたり、そのまま煮物にしたりする。葉は飼料となる。また、アメリカテキサス州カリフォルニア州では飼料用として栽培され、中国雲南省アフリカボツワナなどでも栽培される[2]

脚注

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  1. ^ 『マメな豆の話』p143、吉田よし子、平凡社、2000年4月20日初版第1刷、ISBN 9784582850383
  2. ^ 『新編 食用作物』星川清親、養賢堂、昭和60年5月10日、訂正第5版、p498-499、ISBN 9784842502175