マーカス・ストーン
表示
マーカス・ストーン Marcus Stone | |
---|---|
生誕 |
1840年7月4日 イギリス,ロンドン |
死没 |
1921年3月24日 イギリス,ロンドン |
マーカス・ストーン(Marcus Stone RA、1840年7月4日 - 1921年3月24日)はイングランドの画家である。歴史画、風俗画や有名な作家の書籍の挿絵を描いた。
略歴
[編集]ロンドンで生まれた。父親のフランク・ストーン(Frank Stone ARA:1800–1859)は画家で、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの準会員で、チャールズ・ディケンズら多くの文学者たちの友人であった。父親から絵を学び、18歳になる前にロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会に作品を出展し、その後、1920年まで作品の出展を続けた[1]。1864年にワーテルローで敗北した後のナポレオンを描いた作品で評判を得た[2]。
チャールズ・ディケンズが1864年から執筆した『互いの友』(Our Mutual Friend)から、それまでディケンズの小説の挿絵を描いていたハブロット・ナイト・ブラウン(Hablot Knight Browne)に代って、ディケンズの作品の挿絵を描くようになった。1901年にストーンの挿絵で再刊されたディケンズの『大いなる遺産』の挿絵は高い評価を得た[3]。ディケンズの他にアントニー・トロロープの作品の挿絵も描いた。これらの挿絵は人気を得て、多くの報酬を得ることができた。
1877年にロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの準会員に選ばれ、1887年に正会員に選ばれた。
1876年から、ロンドン、ケンジントンのリチャード・ノーマン・ショウが設計したスタジオ付きの邸に住み[4] 、この建物は歴史的建造物(イングリッシュ・ヘリテッジ)になっている。
作品
[編集]油絵
[編集]挿絵
[編集]-
『互いの友』の挿絵(1864)
-
『互いの友』の挿絵(1864)
-
『互いの友』の挿絵(1864)
-
『大いなる遺産』の挿絵
脚注
[編集]参考文献
[編集]- Marcus Stone. ArtMagick, abgerufen am 28. Mai 2012 (englisch).
- Allingham, Philip V.: Marcus Stone, R. A. (1840–1921): Painter and Illustrator. The Victorian Web, abgerufen am 28. Mai 2012 (englisch).
- Ackroyd, Peter: Dickens. Harper Collins, New York 1990.
- Blackett-Ord, Carol: Marcus Clayton Stone. In: Later Victorian Portraits Catalogue. National Portrait Gallery, abgerufen am 28. Mai 2012 (englisch).
- Storey, Graham: The Letters of Charles Dickens, Volume Ten:1862-1864. Clarendon Press, Oxford 1998, ISBN 0-19-812294-2.