マグダラのマリア (山田耕筰)

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舞踏交響曲「マグダラのマリア」日本作曲家山田耕筰1916年に作曲した交響曲である。演奏時間は約18分。

作曲の経緯[編集]

第一次世界大戦の影響により、留学していたドイツから日本へと帰国した山田は小山内薫石井漠などとともに「舞踊詩劇」と呼ばれる芸術分野の開拓を試みていた[1]。作品はメーテルリンクの同名の戯曲を題材に舞踏詩劇として作曲され、そのうちの第2幕の音楽を交響曲として独立させたものである[1]

初演[編集]

作品は1918年10月にカーネギーホールで初演された[1]

編成[編集]

フルート3 (3rdフルートはピッコロ持ち替え)、オーボエ3、イングリッシュホルンクラリネット2、バスクラリネットファゴット3、コントラファゴットホルン4、トランペット4、トロンボーン3、チューバティンパニスネアドラムバスドラムシンバルタムタムトライアングルタンバリンハープ2、弦楽合奏

脚注[編集]

  1. ^ a b c 楽曲詳細”. www.craftone.co.jp. 2021年9月21日閲覧。