ポンテギ
| ポンテギ | |
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紙コップに入れたポンテギ | |
| 種類 | 昆虫食 |
| 発祥地 |
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| 関連食文化 | 韓国料理 |
| 主な材料 | カイコの蛹 |
| 派生料理 | ポンテギタン |
ポンテギ(朝: 번데기)は、製糸の過程で生じるカイコの蛹を茹で、または蒸して食べる韓国の昆虫食で、屋台料理の一つである[1][2][3]。朝鮮語で 번데기 は「蛹」を意味する[1]。
調理法と食べ方
[編集]ポンテギは、製糸の過程で生じる蚕蛹を茹で、蒸し、炒めるほか、ポンテギタンのような汁物としても食べる[3][4]。韓国では、繭から糸を繰った後に残された蚕蛹が、蛹買い付け商を通じて製糸工場から露天商に供給される[4]。露天商は大鍋の塩水で蚕蛹を水分がなくなるまで煮付けて売る[4]。屋台では、調理したポンテギを紙コップに入れ、爪楊枝を添えて売ることが多い[5][6][4]。
ポンテギタン(朝鮮語: 번데기탕)は、蚕蛹に水を加え、ニンニク、トウガラシ、ネギなどを入れて煮る汁物で、醤油や粉唐辛子で味付けし、酒肴として食べられることもある[3][6]。ポンテギは現在も遊園地や祭りの会場で路上販売されることがあり[3]、缶詰製品も流通している[3][4]。家庭や飲み屋では、煮付け加工した蚕蛹の缶詰を買い、トウガラシやネギと一緒に炒めて食べることが多い[4]。
歴史
[編集]朝鮮半島における養蚕の歴史は古く、少なくとも三韓の時代には桑を育てて蚕を飼い、絹を織る方法が知られていた[3]。18世紀の英祖期まで養蚕は重要な国家産業であり、農家の副業としても奨励されていた[3]。繭を煮て生糸を取る工程で副産物として生じた蚕蛹は、自然に間食として利用されたと考えられる[3]。
韓国でポンテギが街頭食品として広く普及したのは、1960年代から1970年代にかけての経済開発期である[3]。この時期、経済開発5か年計画のもとで養蚕業が発達し、都市部に製糸工場が増加したため、副産物である蚕蛹が大量に生産された[3]。工業化にともなう人口移動のなかで、安価で高カロリーの食品として間食や酒肴に広まった[3]。
ギャラリー
[編集]- 韓国の屋台で売られるポンテギ
- 街頭で販売されるポンテギ
- 缶詰のポンテギ
出典
[編集]- 1 2 Pettid, Michael J. (2008). Korean Cuisine: An Illustrated History. London: Reaktion Books. p. 173. ISBN 978-1-86189-348-2
- ↑ “Beondegi” (英語). TasteAtlas. 2026年4月17日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 김미혜. “번데기” (朝鮮語). 한국민족문화대백과사전. 韓国学中央研究院. 2026年4月17日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 三橋淳『世界昆虫食大全』八坂書房、2008年11月25日、104-105頁。ISBN 978-4-89694-920-9。
- ↑ Kraig, Bruce, ed (2013). Street Food around the World: An Encyclopedia of Food and Culture. Santa Barbara, CA: ABC-CLIO. p. 320. ISBN 978-1-59884-954-7
- 1 2 Charles Usher (2022年4月27日). “Salty Silkworm Pupae Are the One Street Food You Shouldn't Miss in South Korea” (英語). Matador Network. 2026年4月17日閲覧。