ボ・カープ
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Bo-Kaap ボ・カープ | |
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![]() 背景にテーブルマウンテンを望み、近傍はボ・カープの色とりどりの街並みが並ぶ。 | |
座標:南緯33度55分15秒 東経18度24分55秒 / 南緯33.92083度 東経18.41528度座標: 南緯33度55分15秒 東経18度24分55秒 / 南緯33.92083度 東経18.41528度 | |
国 | 南アフリカ |
州 | 西ケープ州 |
自治体 | ケープタウン |
設立 | 1760 |
面積 | |
• 合計 | 0.95 km2 |
人口 (2011)[1] | |
• 合計 | 3,203人 |
• 密度 | 3,400人/km2 |
人種構成 (2011) | |
• カラード | 66.0% |
• アフリカ系黒人 | 9.0% |
• 白人 | 4.3% |
• インド系・アジア系 | 3.4% |
• その他 | 17.3% |
第一言語 (2011) | |
• 英語 | 64.0% |
• アフリカーンス語 | 30.3% |
• その他 | 5.7% |
等時帯 | UTC+2 (SAST) |
郵便番号 |
8001 |
電話番号 | +27 (0)21 |
ボ・カープ(アフリカーンス語: 英語: Bo-Kaap)は、南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウンにある地区。
南アフリカ文化遺産庁によると、「1850年以前の建築物が国内で最も多く集中しており、ケープタウンで現存する最古の住宅街である」と説明している[2]。
概要
[編集]以前は「マレー・クォーター」の名称で知られていた。一帯は街の中心部の上方、シグナル・ヒルの斜面に場所を定めており、ケープタウンにおいて南アメリカにおける民族コミュニティの一つ、ケープマレーの文化の歴史的な中心地となっている。
ボ・カープでは伝統的に、歴史に富み多民族の文化が入り組む地域である。地域の特徴として、様々な色彩が壁に用いられた、石製の家屋が建ち並ぶストリートでよく知られている[3]。
歴史
[編集]2019年5月、ボ・カープの19か所が南アフリカのNathi Mthethwa芸術文化大臣から南アフリカの遺産地域の指定を受けた[4][2]。
ギャラリー
[編集]-
原色の建物
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イギリス風の建物
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ボ・カープ博物館
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ボ・カープ博物館の裏
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南アフリカ最古のアウワルモスク
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ペンツストリート
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ローズ・ストリートから見たショートマーケット・ストリート
構成
[編集]ボ・カープ博物館
[編集]![]() iziko bo-kaap museum | |
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![]() | |
施設情報 | |
前身 | 南アフリカ文化史博物館分館 |
事業主体 | ムスリム文化 |
開館 | 1978年 |
所在地 | 南アフリカ共和国西ケープ州ケープタウン |
プロジェクト:GLAM |
ボ・カープ地区には、1760年代に建てられた博物館があり、未だに原形をとどめる区域内で最も古い建造物となっている。博物館は定住していた初期の頃のムスリム達により行われた、文化的な貢献を中心とする資料を収蔵する。こうしたムスリム達の多くは秀でた洋裁師、大工、靴直し、そして建築者であったという。館内にはケープ地域の見事な食卓やイス、花嫁衣装に合う装飾を施された婚礼の部屋等、19世紀の家具を収容している。
博物館はその「ヴーアストープ (voorstoep) 」と呼ばれる建築によって見分けがつく。これはケープ・ムスリム文化に偏向した側面を強調する、両端にベンチを備えたテラスが建物の前面にあるタイプの様式である。
脚注
[編集]- ^ a b c d “Sub Place Schotsche Kloof”. Census 2011. 2025年2月2日閲覧。
- ^ a b Parker, Mushtak (2019年7月28日). “CapeTown: Fury over gentrification attempts of historic BoKaap” (英語). New African Magazine. 2025年2月2日閲覧。
- ^ 『世界の美しい階段』エクスナレッジ、2015年、182頁。ISBN 978-4-7678-2042-2。
- ^ “英王子夫妻が訪問した遺産街区「ボカープ」とは?”. natgeo.nikkeibp.co.jp. 2025年2月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- iziko bo-kaap museum(公式サイト)