ボランティア法律家による芸術支援団体

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ボランティア法律家による芸術支援団体は、世界各国に存在する法律家団体であり、多くはNPOないし芸術法(Art Law)の研究機関として設立されている。アーティスト・クリエイターや他のNPO・美術館などが直面する契約や法律等の問題を専門に取り扱い、無料の相談や情報提供などをボランティア(法律家用語で言うところのpro bono、プロボノ)として行っている。アメリカのVolunteer Lawyers for the Arts(VLA)が有名。

アメリカ[編集]

NYのVLAは3千人以上の弁護士が在籍している。弁護士による文化芸術分野のプロボノ活動としてVLAは中心的な地位にある。

コロンビア大学ではNYのVLAと提携しており、Columbia Journal of Law & the Artsというロー・レビューを発行している(外部リンク参照)。日本でもいくつかの大学図書館で購読している。

日本[編集]

日本人では、NY周辺のロースクール留学中にNYのVLAでインターンシップを経験した弁護士が少なくとも3名いるが、数としては非常に少ない。

弁護士を中心とした実務家による同種団体としてArts and Lawがある。

外部リンク[編集]

  • Volunteer Lawyers for the ArtsNYにある米国最大のVLA。全米のVLAの本部でもある。
  • Artquest英国の芸術支援サイト。Art Lawセクションでは芸術法専門の法律家による充実した法律情報を掲載。
  • Institute of Art and Law英国の芸術法研究機関。有料の通信セミナーも行う。
  • The Arts Law Centre of Australia豪州のボランティア法律家による芸術支援団体。
  • Arts and Law日本のボランティア法律家による芸術支援・芸術法研究団体。
  • Columbia Journal of Law & the Artsコロンビア大学の芸術法ロー・レビュー。第25号まではColumbia-VLA Journal of Law & the Artsという名称であった。