ボスニアのピラミッド説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

座標: 北緯43度58分37秒 東経18度10分34秒 / 北緯43.97694度 東経18.17611度 / 43.97694; 18.17611

「太陽のピラミッド」 ヴィソチツァ山
「月のピラミッド」 プルジェセヴィカ山

ボスニアのピラミッド説とは、セミール・オスマナジックによって提唱されたものだが、その真偽のほどは未だ定かでない。 主張の内容は「ボスニア・ヘルツェゴビナの中心部にある自然の山々は、地球上で最大規模の人工古代ピラミッド群である」というもの。

オスマナジックは、トンネルや、石のブロックや、ヴィソチツァ山の建造物を覆っていた古代の漆喰を発見したと主張している。

このヴィソチツァ山(サラエヴォ北西部の町、ヴィソコの近くに位置しており、かつてヴィソコの街があった)は、セミール・オスマナジックや彼の支援者たちによるニュースメディア活動に続く2005年の10月ごろ、世界的に注目を集めた。 

オスマナジックの主張[編集]

彼はヴィソチツァ山を「太陽のピラミッド」と名付けた。 さらに、その近くにある2つの山を人工衛星と航空写真によって特定し、「月のピラミッド」(プルジェセヴィカ山) と「(ボスニアの)龍のピラミッド」と名付けた。

また、他に2つ、「地球のピラミッド」と「愛のピラミッド」がレポートでは述べられている。

サラエボ測地研究所のエンヴァー・ブザによれば、「太陽のピラミッド」は正確に北を向いているという。 また、「月のピラミッド」は3つの三角面と1つの平らな頂点を持つ階段ピラミッドであると主張されている。


学者たちの反応[編集]

ヴィソチツァ山の礫岩層
ヴィソチツァ山の礫岩層

7人の主要なヨーロッパの考古学者たちが「EAA宣言(ヨーロッパ考古学者協会宣言)」を発表しており、そこでは以下のように述べられている。

われわれ、ヨーロッパ各地から集いここに署名した専門考古学者たちは、ヴィソコ近辺で行われているいわゆる「ピラミッド」プロジェクトにボスニア当局が支援を続けていることに対し強く抗議したい。この計画は、ものを疑わない大衆に対するひどい悪戯であり、本当の科学界においてあってはならないものである。それは真の考古学的遺産を守るなどのより良い使いようのある少ない資源の無駄使いであり、ボスニア・ヘルツェゴビナの専門の考古学者たちに日々差し迫っている諸問題から逃れるただの気晴らしに過ぎない。


ギャラリー[編集]

関連項目[編集]

超古代文明

偽史

擬似科学