ホセ・マリア・ウサンディサーガ

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ホセ・マリア・ウサンディサーガ

ホセ・マリア・ウサンディサーガJose Maria Usandizaga, 1887年-1915年)はスペイン作曲家サン・セバスティアン出身。バスク人

郷里で音楽を学んだ後、パリスコラ・カントルムに進んで作曲ヴァンサン・ダンディに、ピアノガブリエル・グロヴレーズに師事。1906年よりスペインに戻り、いくつかの舞台作品や数々の賞品によって成功をおさめる。1915年結核により落命。

ウサンディサーガの作品のほとんどはバスクの主題に基づいている。そのうち室内楽狂詩曲が数曲あり、民俗オペラ《山の高みに Mendi Mendiyan 》とサルスエラ《白鳥 Las golondrinas 》もある。3作目の歌劇となるはずだった抒情劇《炎 La llama 》は、作曲者の夭逝により未完のまま残され、作曲家の兄弟によって補筆された。